名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
1限担保法秋A名古屋 22中村 昌美LG2305

【授業情報】

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講義概要

本講義では物権法の習得を前提条件として、民法の物権編後半部である、担保物権を主として学ぶ。債権者平等原則による債権の履行の困難と担保の必要性を考える。その後物的担保の必要性と担保物権の通有性を理解する。さらに民法の物権編に規定された担保物権の検討に入る。留置権・抵当権・質権・先取特権の順で学習する。特に抵当権は重要である。譲渡担保、所有権留保にも理解を広げる。最後に人的担保である保証の問題についても保証・連帯保証・根保証まで言及し、担保に関する総合的理解を図る。
本講義はカリキュラムポリシーの中に掲げる専門科目の中の民事法科目に該当し、デイプロマポリシーの中の法律学における基礎的知識の体系的理解とその応用力を錬成するものである。



【学習到達目標】

担保の意義を理解し、特に抵当権の構造を理解することを第一の目標とする。抵当権の実行手続、抵当物件取得者との権利関係の調整、占有者との関係など民法の中でも担保法は多数の関係者が絡む複雑な面が多い。順を追って段階を飛ばすことなく学んでいくことを目指す。



履修上の注意

復習が特に重要である。教科書を繰り返し読み込むことをして知識の定着を図る努力を望む。重要な条文も必ず参照すること。出席が大事であるのは言うまでもない。

teamsコードはzgyt95zです。



【事前準備学習】

第1回目講義にて指示する。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書引き続き物権法と同じ教科書を使用します。また、必要な場合資料を配付します。 日評ベーシックシリーズ担保物権法も使用します。
参考書『「別冊ジュリスト民法判例百選Ⅰ総則・物権(第8版)」』 有斐閣 2018年
六法全書
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

期末試験による評価と受講態度の総合評価による。
小テストを実施するのでその得点も加味する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1担保の必要性 債権者平等の原則
2物的担保と人的担保、担保物権の共通性質
3留置権
4先取特権
5抵当権の意味と成立要件 抵当権の及ぶ範囲
6抵当権の実行手続 賃貸借、妨害排除請求
7法定地上権、抵当権消滅請求
8根抵当権
9質権1
10質権2
11譲渡担保、所有権留保
12人的担保と保証
13各種の保証形態
14新しい担保形態
15総復習
16定期試験期間