名古屋学院大学シラバス


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【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限流通政策論秋A名古屋 22小谷 光正CS2335

【授業情報】

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講義概要

 流通政策は今、大きな転換期を迎えている。従来、流通政策の中心的、象徴的な存在であった大店法は廃止され、新たなまちづくり3法が制定され施行されている。一方で経済のグローバル化の進展に伴い、いっそうの競争秩序を維持しようとする政策が求められている。この講義では、現代における流通に対する公共政策の理論と展開を主として実際の流通の姿をもとに展開する。流通を対象とする公共政策である流通政策には、競争政策,調整政策,振興政策があるが、流通政策の体系的理解をはかるため基本的政策領域に絞って展開すすめる。流通政策の転換が示すように日米構造協議を契機としてわが国の流通政策は規制強化から制度の廃止や規制緩和という抜本的改革が進行している。政策転換に至った時代背景、その流れを概観するとともに、その流れの根本にある思潮を探っていく。まず最初に流通政策の対象となる流通問題の基本的な潮流をあきらかにし、流通政策の体系や目的の理解をはかり、わが国の流通政策の展開を具体的法制度の歴史的検討〈成立の背景、法の内容、問題点、方向性)を通して明らかにする。




【学習到達目標】

流通がどのような活動であるのかを理解し、基本的な現実の流通における問題点を探り、それらの問題点をどのように解決していくべきか主体的に考え、流通問題に関するテーマの理解を深めてもらうことを目標とする。



履修上の注意

この授業は、対面授業と非対面授業を織り交ぜた形式で実施します。この授業は、遠隔授業:CCSを活用した基本型授業とTV会議システム(Teams等)を併用して実施します。Teamsのコードは、tfat9rtです。
教室内の基本的マナー(脱帽、携帯の電源切っておく、私語の禁止、ゴミを散らさないこと等)を厳守すること。守らない者は履修を取り消すので注意。配布資料は当該講義の中でしか配布しない。体系的理解が求められるので欠席のないように注意してください。



【事前準備学習】

 テーマについて、実際どのような現象が起こっているのかについて主体的に情報収集をおこなっておくこと。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書教科書は指定しない。教材はすべてプリント〔講義のなかでしか配布しない)して配布する。
参考書授業中、適宜紹介する。
指定図書一覧

評価方法

小テスト〔毎回授業内容理解確認)15点および中間テスト(レポート)10点、定期試験75点、 その他に質問や発言、積極的受講態度はプラスして評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1イントロダクション
2流通チャネルにおける流通系列化
3独占禁止法 流通競争政策
4日本的取引慣行
5流通調整政策の原型
6大規模小売店舗法の展開
7流通振興政策の原型 展開
8中小小売商業の振興に関する政策
9卸売業に関する法的規制
10まちづくり3法の成立
11欧米における大規模小売商業施設の開発・出店規制
12まちづくり3法改正
13政策窓モデル
14中小商業政策の転換
15景品表示法 消費者保護行政
16定期試験期間