【講義概要】
最近の通信・情報技術の発達とともに、証券投資の国際化・自由化がめざましく展開されている。国際化時代において、諸国の資本市場はどのようにグローバル化され、また国際資本市場として機能しているのか。それらを考察することを目的として、以下のようなテーマに沿って講義を進める。
Ⅰ 国際化時代の資本市場
国際的な証券投資の発展過程について概説し、日本における対日証券投資と対外証券投資がどのように展開されてきたかについて解説する。
Ⅱ 国際的な証券投資機関
機関投資家と呼ばれている先進主要国の年金基金、証券投資信託、商業銀行、マーチャント・バンク等が、国際的にどのように証券投資を行なっているかについて学習する。
Ⅲ 欧米主要国の資本市場
アメリカ、イギリス、フランス、ドイツの資本市場の発展過程、構造、現状などについて学習する。
Ⅳ アジア諸国の資本市場
中国、韓国、台湾、香港、シンガポール、タイ、およびマレーシアの資本市場の発展過程、構造、現状などについて学習する。
【学習到達目標】
国際的な証券投資と、日本との経済交流が盛んである諸国の証券市場のグローバル化について理解を深める。
【履修上の注意】
1)証券市場論を履修した後、本講義を履修することが望ましい。
2)本講義を履修した後、証券投資論、ポートフォリオ・マネジメント論を履修することが理想的である。
3)講義ノートはCCSの教材BOXからダウンロードし、課題はCCSのレポート(200~400字)のところへ提出してください。
4)本講義は、教室での対面授業とTeamsを利用する非対面授業を併用して実施する。
5)9月19日と26日は、Teamsを用いた遠隔授業を行う。チーム名は「[月2姜]国際資本市場論22」、
チームコードは「e2rb6sz」、チャネル一般へ参加して下さい。
【事前準備学習】
指定した教科書等を使って予習をすること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『入門証券論[第3版]』 榊原茂樹・城下賢吾・姜喜永・福田司文・岡村秀夫 有斐閣 2013年 |
参考書 | 『図説 アメリカの証券市場』 日本証券経済研究所 日本証券経済研究所 2009年 『図説 ヨーロッパの証券市場』 日本証券経済研究所 日本証券経済研究所 2009年 『図説 アジアの証券市場』 日本証券経済研究所 日本証券経済研究所 2010年 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション、国際化時代の資本市場(資本市場の発展) | |
2 | 国際化時代の資本市場(対日証券投資) | |
3 | 国際化時代の資本市場(対外証券投資) | |
4 | 国際的な証券投資機関(年金基金等) | |
5 | 国際的な証券投資機関(投資信託等) | |
6 | 欧米主要国の資本市場(アメリカ資本市場の発展) | |
7 | 欧米主要国の資本市場(アメリカ資本市場の現状) | |
8 | 欧米主要国の資本市場(アメリカ資本市場の特徴) | |
9 | 欧米主要国の資本市場(イギリスの資本市場) | |
10 | 欧米主要国の資本市場(ドイツの資本市場) | |
11 | 欧米主要国の資本市場(フランスの資本市場) | |
12 | アジア諸国の資本市場(中国の資本市場) | |
13 | アジア諸国の資本市場(韓国の資本市場) | |
14 | アジア諸国の資本市場(台湾、香港の資本市場) | |
15 | アジア諸国の資本市場(シンガポール、タイ、マレーシアの資本市場) | |
16 | 定期試験期間 | |