名古屋学院大学シラバス


                シラバス

演習指導概要 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限専門演習1通年名古屋 43皆川 誠LG3101
5限専門演習1通年名古屋 43皆川 誠LG3101

【授業情報】

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主題

 近年、わが国が抱えているさまざまな問題について、「国際法」という観点から勉強していきます。近隣諸国との領土問題、捕鯨やマグロ漁獲等をめぐる漁業問題、北朝鮮の核・ミサイル・日本人拉致問題等の安全保障・人権の問題、海洋におけるプラスチックごみによる悪影響といった環境問題などは、いずれもわが国だけで解決ができる性格のものではなく、国家間の関係を考慮して解決していかなければならない外交問題です。こうした外交問題を、国際法を通じて適切に解決していくための考え方について、受講者にプレゼンテーションをしてもらい、受講者同士の討論を通じて勉強していきます。



指導方針概要

 本演習での最大の目標は、社会人として活動していくために必要な高度のプレゼンテーション能力とコミュニケーション能力を養成することにあります。授業では、レジュメの作成、発表、討論を繰り返していくことによって、プレゼンテーション能力とコミュニケーション能力の向上をはかっていきます。

 3年生の間は、3〜4人のグループに分かれて、各グループが選択したテーマについてプレゼンテーションを行い、またしっかりとした質疑応答ができるレベルを目指して上記のレジュメの作成、発表、討論を繰り返し行っていきます。基本的に、毎年秋学期には法学部ゼミ研究発表会に向けて学修を進めていきます。

 4年生には、ゼミでの学修の総まとめとして卒業論文の作成に取り組んでもらいます。

 本演習の授業では、グループでの学習や授業中の質疑応答を活発に行っていきます。授業で活発な議論を行うためには、授業時間以外にもグループごとに事前学習(サブゼミ)を行っていく必要があります。こうしたグループ学習やサブゼミを行う目的には、もちろんしっかりした勉強を行ってもらうこともありますが、定期的に受講者が会う機会を持つことで大学時代に貴重な友人を得るということもあります。新型コロナウイルス感染拡大防止のため2021年度は実施できていませんが、本演習では例年、コンパも適宜開催しますし、年2回(夏・冬)合宿も必ず行っています。勉強をしっかりとやり、コンパや合宿など行事も多く、ゼミでの活動が大学生活のかなりの部分を占めることとなりますので、もちろんたいへんだと思います。しかし、ゼミ活動を通じて、みなさんの大学生活が楽しく、充実したものとなるようにしていきたいと思っています。

 上記のように、勉強では授業時間以外にも学生同士で勉強する時間が必要となりますし、コンパや合宿も授業の一環として行いますので、参加は必須です。授業を欠席したり、サブゼミに参加しない人は、ゼミ内の他の人たちに迷惑をかけることになりますので、欠席等については厳しく対処します。必然的に、ゼミの授業や行事に充てる時間が多くなります。

 選考にあたっては、これまでの成績・GPA値などは問いません。ゼミの方針を理解しつつ、かつやる気のある人を歓迎します。授業の時間だけ出てきてただ座っているだけで単位をもらいたいと思っている人、ゼミの活動に時間を取られたくないという人は、このゼミには向いていないと思います。よく考えて履修の選択をしてください。

 就職活動では、「大学で何をどのように勉強したか」「卒業論文のテーマは何か」などは必ずと言っていいほど面接で聞かれます。また、学生時代の思い出の大部分は、ゼミの仲間とお酒を飲んだ思い出や合宿で夜通し語り合った思い出で占められるものです。「このままだと大学時代に何も残らないかもしれない」「友達とかけがえのない思い出を作りたい」と思っている人は、皆川ゼミへの応募を考えてみてください。

 本演習は、非対面授業を行う場合には、Microsoft Teamsのテレビ会議システムを利用します。詳しくは学期開始後にCCSで連絡します。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト『基本国際法〔第3版〕』 杉原高嶺 有斐閣 2018年
『コンサイス条約集〔第2版〕』 位田隆一・最上敏樹〔編集代表〕 三省堂 2015年
 ゼミではより専門性の高い学習をしていくので、条約集は必ず購入し、持参すること。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

学生に対する希望事項

 ゼミで勉強する内容は国際法に関するものですので、「国際法1」「国際法2」の授業を必ず履修してください。

 評価については、授業中の発表や質疑応答のレベルを見て総合的に行います。