名古屋学院大学シラバス


                シラバス

演習指導概要 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限専門演習1通年名古屋 43鈴木 隆LG3101
5限専門演習1通年名古屋 43鈴木 隆LG3101

【授業情報】

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主題

現在の国際社会には、戦争、テロリズム、大量破壊兵器の拡散、環境破壊、途上国の貧困、感染症の蔓延、宗教・人種・民族間の対立など、数多くの難題が山積しています。そして、そのどれもが、私たちの暮らす日本の抱える諸問題とも通底しています。
本演習は、国際社会に生起する様々な難題の延長線上に日本の正対する諸問題を捉えることからはじめます。そのうえで、仲間たちと一緒にグローバルな視座から問題の本質を考え、議論しながら、一歩ずつ着実に問題解決型の思考方法を涵養していくことを目指します。
なお、本演習は、カリキュラム・ポリシーに掲げる少人数編成の演習科目に該当し、社会の持続的発展に貢献できる視野の広い人材の育成を目指すディプロマ・ポリシーを達するため、政治学の体系的理解、およびその応用力を身に着けるとともに、コミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の向上を図りつつ、他者に対して自分の法的な考えを口頭や文章によって的確に伝えることのできる能力の養成を図ります。



指導方針概要

本演習は、非対面授業週のゼミをアプリケーションによるTV会議システム(Microsoft Teams)にて実施します。
当該週については下記のチームコードでMicrosoft Teamsに参加してください。
チームコード:dtim8zf

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本演習は、既存の知識を学ぶだけでなく、グローバル化に絡む日本の諸問題を自分なりにつかみ、自分なりの解決策を導き出せる知恵の育成を通して、論理的思考プロセスを修得することに主眼を置いています。

【春学期】
共通の文献を輪読し、各回のテーマに沿って報告、質疑、討論を繰り返していきます。
具体的な授業計画は以下の通り。

第01回: ガイダンス・オリエンテーション 専門演習1(春学期)の進め方について
第02回: 共通文献(1) 戦前・戦間期の国際関係
第03回: 共通文献(2) 冷戦期の国際関係
第04回: 共通文献(3) 国際連合の機能
第05回: 共通文献(4) アメリカの国際関係
第06回: 共通文献(5) ヨーロッパの国際関係
第07回: 共通文献(6) 東アジアの国際関係
第08回: 共通文献(7) 中央アジアの国際関係
第09回: 共通文献(8) ラテンアメリカの国際関係
第10回: 共通文献(9) 中東の国際関係
第11回: 共通文献(10) アフリカの国際関係
第12回: グループ討論(1)
第13回: グループ討論(2)
第14回: グループ討論(3)
第15回: 専門発展演習1(春学期)の振り返り 成果と課題

【秋学期】
共通の文献を輪読し、各回のテーマに沿って報告、質疑、討論を繰り返していきます。
第7回目からは個人発表を行い、各自の研究テーマに基づいて調査と研究報告を繰り返しながら、徐々に研究テーマを掘り下げていきます。
第11回目からはディベートを実施し、それによりプレゼンテーションやディスカッションのスキルを磨いていきます。
また、それらと並行して、次年度の卒論執筆を視野に、論文執筆の方法と手順を少しずつ教示していきます。
具体的な授業計画は以下の通り。(あくまでも予定ですので進捗により変更の可能性あり)

第01回: ガイダンス・オリエンテーション 専門演習1(秋学期)の進め方について
第02回: 共通文献(1) メディアと国際関係
第03回: 共通文献(2) エネルギーと国際関係
第04回: 共通文献(3) 環境問題と国際関係
第05回: 共通文献(4) 人口問題と国際関係
第06回: 共通文献(5) 南北問題と国際関係
第07回: 個人発表(1)
第08回: 個人発表(2)
第09回: 個人発表(3)
第10回: 個人発表(4)
第11回: ディベート(1)
第12回: ディベート(2)
第13回: ディベート(3)
第14回: ディベート(4)
第15回: 専門発展演習1(秋学期)の振り返り 成果と課題



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト『東アジア国際関係の新展開』 鈴木隆 志學社 2017年
『東アジア統合の国際政治経済学』 鈴木隆 国際書院 2011年
『安全保障と国際関係』 鈴木隆 ほか 内外出版 2016年
『市民社会の成熟と国際関係』 鈴木隆 ほか 志學社 2014年
『日本外交と国際関係』 鈴木隆 ほか 内外出版 2009年
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

学生に対する希望事項

現代国際社会と日本社会との相関に問題意識を持ちながら日々の情報に接するようにしてください。
また、新聞に眼を通す癖をつけ、日々の情報、社会の転変にアンテナを張りながら、労を惜しまずに資料収集し、地道に勉強を続けることが大切です。

成績は、報告に際しての事前調査の深度、報告全体の内容、討論への参加度などを総合的に判断して評価します。
なお、演習に際しての準備を繰り返し怠った場合には失格とすることがあります。

本演習に興味・関心のある学生に対し、研究室訪問を随時受け入れています。事前にCCS等で希望日時のアポイントメントをとってください。

この演習で、ともに考え、悩み、語らう仲間たちは一生の友人となるはずです。
学業はもちろんのこと、一人一人が友人ネットワークの基点としてゼミを積極的に活用し、意欲的に参加してくれることを期待しています。