名古屋学院大学シラバス


                シラバス

演習指導概要 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
4限専門演習(3年)通年名古屋 63五藤 寿樹CS3305
4限専門演習(3年)通年名古屋 63五藤 寿樹CS3305

【授業情報】

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主題

 シュンペーター(J. A. Schumpeter)はイノベーションにより創造的破壊がおこり、新たな方法が生みだされれば、それと同時に古い非効率的な方法は駆逐されるとしている。例えば、AppleのiPhoneの登場によりスマホ市場が生まれ、かつての携帯電話市場が駆逐された。この創造的破壊により、GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)を代表とするスタートアップ(今までにない全く新しいビジネスモデルを開発し、イノベーションを起こす企業)や、既存産業にITを活用したFin-TechやAgri-Tech のようなX-Tech(クロステック:ITを駆使して既存の産業構造を破壊・再定義した、新たに形成される領域)が登場している。
 本「専門演習(3年)」では、就職を希望している業界の既存産業におけるX-Techを実現するために、以下の課題について取り組む。
(1)就職を希望する業界の検討を行い、就職を希望する企業の戦略について検討する(春学期)。
(2)ビジネスモデルについて、既存のモデルを分析し、新たなビジネスモデルの構築を検討する(秋学期)。



指導方針概要

春学期においては、就職を希望する業界の検討を行い、就職を希望する企業の戦略について検討するため、以下の内容で指導をする。
(1)ブレインストーミング・KJ法
(2)EDINET(有価証券報告書・電子情報開示システム)利用法
(3)SWOT分析(経営戦略策定法)
(4)就職を希望する業界・企業についての経営戦略の作成
なお、基礎概念の説明の後、学生の分析・議論、プレゼンを中心に指導を進めていく。

秋学期においては、ビジネスモデルについて、既存のモデルを分析し、新たなビジネスモデルの構築を検討するため、以下の内容で指導をする。
(1)イノベーション、ビジネスモデル開発ツール
(2)物販モデル、消耗品モデル、小売モデル、卸売モデル
(3)広告モデル、マッチングモデル、ライセンスモデル、二次利用モデル
(4)サブスクリプションモデル
なお、基礎概念の説明の後、学生のビジネスモデル分析・議論、プレゼンを中心に指導を進めていく。

Teamsのコードは、y5rs369です。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト資料を配布する。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

学生に対する希望事項

 経営情報システムは、創成期においてはバックオフィス(顧客に直接対応しない、経理等における間接部門)の業務をコンピュータシステムで効率化するものであった。しかし、1980年代後半からコンピュータネットワークの進展による戦略情報システムの登場や、インターネットが普及することによってeコマースやネットビジネスの登場のように、フロントオフィス(顧客に直接対応する部門)のシステム構築や戦略的バックオフィスが進展していった。
 本「専門演習(3年)」では、この歴史的過程を踏まえて、企業等に就職後に既存産業におけるX-Tech(クロステック)を実現することを希望する学生はもちろんのこと、IT産業等への就職を考えている学生諸君への受講を勧める。
 「専門演習(3年)」では、学生の分析・議論、プレゼンを中心に行行うことから、積極的な参加を希望する。