名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限所得税法春A名古屋 23伊藤 雄太CT3309

【授業情報】

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講義概要

なぜ租税(税金)というものがあるのだろう。租税は、国・地方公共団体が国民に提供する諸々の公共サービスの為の資金を調達するために存在している。租税法は、その調達の方法やルールを定める法律である。
誰にどのように租税を課すか(負担させるか)については、いかなる公平性を確保するかが問題となる。より多く払える人に課すのか、より多くの公共サービスを受ける人に課すのか、さまざまな考え方が有り得る。さらに、政策の影響もあり得る。さらにこうして定立された租税法に対して、これをどのように解釈し適用すべきかという議論も生じ得る。
所得税は、わが国の租税の中で最も税収規模の大きい税目である。すべての人が、所得税とかかわりを持つ可能性を有している。そこで本講では、まず租税の体系を概観したうえで、所得税法の内容と論点について学習する。授業を通じて、正しく納税するひとりの国民としての能力を身に着けてほしい。



【学習到達目標】

所得税法の仕組みと考え方の基本を身につける。そのための基礎となる法律的なものの考え方、法の解釈、不服申立制度・裁判制度等についても、その基本を身につける。



履修上の注意

所得税法は、納税者のさまざまな行為の結果に対して課税されることから、そのさまざまな行為に関連する法知識を養うこともしていく。講義において興味を持つことがあったら、各自で探求を深めていってほしい。

授業を遠隔にて実施する場合は、CCSを活用して教材を提示し、課題を提出してもらう方法にて実施する。



【事前準備学習】

各回の授業に関係する教科書・参考書などを読み直すことが望ましい。必要に応じ、各回において指示をする。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『税法概論〔十七訂版〕』 図子善信 大蔵財務協会 2020年
 教科書は、新版が出版された場合は新版を使用する。(2020年の版でも差し支えないように授業を進める予定である。)
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

期末試験またはレポート(80%)、授業中に実施する小テスト及び平常点(20%)



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1はじめに(ガイダンス、序論)
2租税法とは、税金とは
3租税法律主義、税法の法源
4所得税の概要(所得区分)
5所得税の概要(所得区分)
6所得税の概要(計算の仕組み)
7収入金額と必要経費
8税額計算(損益通算、所得控除)
9税額計算(所得控除以下)
10税額計算(総括)
11申告、納付
12源泉徴収制度
13源泉徴収制度
14是正制度と不服申立
15総括
16定期試験期間