名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限保育内容演習(言葉・環境)春A瀬戸 23滝浪 ・吉田龍SM3318

【授業情報】

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講義概要

 領域「環境」及び領域「言葉」の指導荷必要となる知識及び教材の研究を行う。
 授業の前半は領域「環境」について、現代の幼児を取り巻く環境と課題、身近な環境とのかかわりについて具体的な教材研究(教材づくりや活動の提案の発表)及びICTの活用をしながら学ぶ。
 後半は、領域「言葉」について、言語発達の段階に沿って言葉の現象をたどり、その発達過程を概観する。続いて,乳幼児の言葉の現象とその対応のポイント,そして乳幼児の言葉の障がい,保幼小の言葉の連続性等,保育の場で起こる現代的な問題や課題へと広げるとともに、,具体的な指導法について,模擬保育として演習を通して学習する。
 本授業はこどもスポーツ教育学科のディプロマポリシーにおける該当項目は次の通り。
  知識・理解:4 思考力・判断力・表現力:2及び3 主体性・多様性・協働性:1及び2



【学習到達目標】

領域「環境」及び「言葉」について、子どもの発達及び活動の内容・教材の工夫・環境の構成・援助のあり方について学ぶ。



履修上の注意

 環境とのかかわりは、子どもと環境との出会いを具体的に考えながら、実際に自分でも体験することを重視したい。したがって、毎回授業にあたっては、自分と環境とのかかわりや身近な環境を探すことを積極的に行ってほしい。
 絵本の読書は,幼稚園の教員として必須の活動である。これを機会にできるだけたくさんの絵本に触れてほしい。本学の
図書館はまだ数が足りていないので,自宅近くの図書館で借りられるようにしておくとよい。ちなみに品野台小学校は地域の図書館も兼ねているので,曜日が決まっているが,閲覧,貸し出しが可能だと思う。 
 。具体的な教材研究や模擬保育が予定されているので,図画工作等の道具を用意しておくこと。



【事前準備学習】

 指導法と関連させながら、方法を知るだけなく、実際に何度か実践してみるとよい。「環境」については、具体的な活動を事前に考え、授業時に提案してもらう予定であるため準備をしておくこと。また「言葉」では「読み聞かせ」の絵本は,得意な絵本として数冊決めておくとよい。
 授業で使った物は,現場でも活用できるので,丁寧に保存しておくこと。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『演習 保育内容「環境」-基礎的事項の理解と指導法―』 岡 健編 建帛社 2019
『幼稚園教育要領解説』 文部科学省編 フレーベル館 2017
幼稚園教育要領解説及び保育所保育指針解説書、幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説は各自が持っているものでよい。保育所保育指針解説書はテキストとして使用することもある。
参考書『保育内容 ことば』 成田徹男編 みらい 2018
『保育所保育指針解説書』 厚生労働省編 フレーベル館 2017
『幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説』 内閣府・文部科学省・厚生労働省編 フレーベル館 2017
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

「環境」
・各回の授業レポート 40%
・授業内で行う課題の提出・発表 60%
「言葉」
・筆記試験:授業で学んだ基礎的な用語や概念,言語発達の概要,指導法を理解している。50%
・模擬保育:グループで指導案を作成して,実践している。30%
・課題:絵本手帳を作り、絵本を20冊以上読めている。20%
「環境」と「言葉」をそれぞれの評価を合算し、総合的に評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1授業ガイダンス
2子どもを取り巻く環境と課題
3乳幼児期の発達における環境とのかかわり
4身近な生き物や植物とのかかわり
5子どもと物・空間とのかかわり~保育室や園庭環境、安全性~
6子どもと数量・図形とのかかわり~遊びの中で・廃材を使ったおもちゃ製作~
7子どもと標識や文字等とのかかわり~生活の中での標識・文字探し~
8生活にかかわりの深い情報・施設とのかかわり(ICTの活用)
9言葉の機能
10言葉の発達
11児童文化財としての紙芝居
12児童文化財としての絵本
13幼児の言葉の姿と対応のポイント~幼児期の言葉に関する教材研究
14絵本(童話)の読みかたり/ストーリーテリング(おはなし)/わらべうたの実践と評価
15ペープサート・パネルシアター・劇あそびの実践と評価
16定期試験