名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
集中 教育実習A集春名古屋 24柳・國原・天野・伊藤 ・谷口・丸山・藤井他EQ4402

【授業情報】

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講義概要

 教育実習Aは、高等学校の免許のみを取得することを希望する者が選択する科目である。中学校及び高等学校の免許取得希望者は、教育実習Bを選択すること。
 教育実習は、これまで学んできた一般的・教養的知識、教科に関する専門的知識、教職に関する知識や技能の成果を踏まえ、実習校での教育活動に参加することによって、とりわけ教壇に立ち授業を行う本実習によって教員としての在り方を探究するとともに教職の諸問題を実証的に研究することが目的である。将来、教員として生きようとする人にとって、教育実習は、教師の仕事の難しさや責任の重大さを実感したり、教育のすばらしさを実感したり、あるいは自分の知識や力量不足を痛感することを通して新たな教育研究への関心と意欲を生む貴重な機会である。
 教育実習の過程は観察、参加、本実習に分けられるが、各段階において留意しなければならないのは次の点である。観察においては、ただ漫然と眺めているのではなく、視点を定めて観察する必要がある。参加においては、指導教諭の教育的意図を推測し想像力を働かせて指導技術について学ぶよう努める必要がある。実際に授業を担当する本実習においては、教材研究を徹底して行うとともに自己の持つ力量のすべてを出しきって真剣に授業に取り組む必要がある。
 ところで、高等学校での教育実習を希望する者は、出身高等学校で教育実習を受け入れてもらうように事前に許可を得る必要がある。教育実習の単位数は、事前・事後指導の1単位を含めて3単位であり実習期間は2週間である。しかし、近年、母校実習については国の政策として回避する方針が打ち出されており、本学においても母校実習を極力少なくしていく方針で取り組んでいる。
 また、多くの県では、教員採用試験を受験しない人に対して原則として教育実習を受け入れない方針を表明している。教員になることを心に決めているならば教員採用試験を受験することは当然であり、そうでない人は教育実習生としての心がまえが十分できていないと考えているからである。必ず受験するようにしてほしい。



【学習到達目標】

 教育実習の経験を通して、教員の使命とは何か、教えるとはどのようなことか、生徒の個性を理解し支援するとはどのようなことか、また自分の教師としての適性の有無はどうかということなどについて主体的に理解することを目標とする。



履修上の注意

 教育実習事前指導及び直前指導において詳しく説明する。



【事前準備学習】

・教育実習において自分が担当する単元について事前に十分に勉強をしておくこと
・学習指導要領の「総則」、「担当教科」、「総合的な学習の時間」、「特別活動」、「道徳」の箇所を事前に読んでおくこと
・また、学習指導要領解説についても上に掲げた箇所を事前に読んでおくこと



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書『名古屋学院大学教職課程ハンドブック』 名古屋学院大学教職センター 一粒社
『名古屋学院大学教育実習の手引き』 名古屋学院大学教職センター 一粒書房
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

 教育実習校の成績報告を踏まえて教職センター委員会の議を経て決定する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1観察(学校の教育目標、教職員の組織と職務等々)
2観察(生徒数と学級編成、諸規則等々)
3観察(学級目標、学級経営、生徒の活動の様子等々)
4観察(教師の授業の様子、指導計画の立て方等々)
5観察(クラブ活動・部活動等々)
6観察・参加(学級経営への参加等々)
7観察・参加(授業への参加等々、1回目)
8観察・参加(授業への参加等々、2回目)
9観察・参加(生徒指導への参加等々)
10観察・参加(部活動、生徒会活動への参加等々)
11観察・参加・本実習(観察・参加を継続しつつ教壇に立って授業をする、1回目)
12観察・参加・本実習(観察・参加を継続しつつ教壇に立って授業をする、2回目)
13観察・参加・本実習(観察・参加を継続しつつ教壇に立って授業をする、3回目)
14観察・参加・本実習(観察・参加を継続しつつ教壇に立って授業をする、4回目)
15観察・参加・本実習(観察・参加を継続しつつ教壇に立って授業をする、5回目)
16まとめ