名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限外国史概論春A名古屋 21河原林 直人EK1308

【授業情報】

表示する



講義概要

 原則として,本講義は教職課程に含まれる科目であるため,他の専門科目と比べて経済学の要素は少ないです。
従いまして,この科目特有の性質を理解した上で受講して下さい。

 現在の日本は,国内のみには留まらないグローバルな関係の上に成り立っている。すなわち,我々は諸外国との関係や外国事情を「常識」として知らねば,日本のことであっても充分に把握できない。そして,こうした世界の現況を生み出した様々な事象を理解するためには,現代世界を形成してきた歴史的プロセスを知る必要がある。本講義の目的は,単に「外国」の歴史的な知識や情報を得ることだけではない。それらの学習を通して,歴史を扱うことの意味をも含めて理解することにある。

 「歴史を学ぶことで何が得られるのか?」と疑問を感じる学生さんは少なくないだろう。それに対する回答は,「何でも得られます」となる。その理由は,知識や情報の暗記ではなく,「頭を使うこと」に力点を置くからである。頭を鍛えれば,そこから派生する効果は数え切れないくらい多くある。本講義を通して,それを実践していくきっかけを作りたいと考えている。




【学習到達目標】

・論理的思考に基づいて歴史を理解できるようになること
・書籍や資料を利用して歴史的な論点をまとめられるようになること
・テーマや対象を特定して歴史の解説ができるようになること



履修上の注意

この授業は対面と非対面を併用した授業です。
非対面の時はCCSとTeamsを利用して行います。
Teamsのコードは,「mbvmgk8」です。

ただし,状況の変化によっては授業形態を変更する可能性もあります。
御了承下さい。

・高校世界史Bの知識が必要です。
・自発的に情報を集めて知識を高める姿勢が求められます。
・講義の内容については状況によって変更する可能性があります。



【事前準備学習】

【事前】
最低でも高校世界史Bの知識は必要ですので,各自で通読しておくように

【事後】
2回目以降,minute paperで復習問題を出しますので,期日までに解答すること



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書購入を必須とするわけではありません。ネット上でもそれに準ずる情報は探せるはずですので,全ての範囲についてある程度予習しておくことが望ましいです。
参考書『詳説 世界史B』 山川出版社
『世界史用語集』 山川出版社
必要に応じて講義中に紹介予定
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

課題50%,平常点(minute paper,小テスト含む)50%

課題,minute paper,小テストに基づいて総合的に評価します。
定期試験は行いませんが,定期試験に替えて,課題の作成・提出を必須とします。
課題の内容については,授業期間内に告知します。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1ガイダンス:歴史とは何か?それを学ぶ意味
2歴史に関する資料と理解
3外国史を知るポイントとその方法
4「世界史」について
5小テスト
6歴史のアプローチ1 人物史
7歴史のアプローチ2 商品史
8歴史のアプローチ3 貿易史
9小テスト
10近代国家の形成史
11英仏関係からみた近代日本
12近代国際法と条約
13小テスト
14歴史に向き合うこと1 ヘレン・ミアーズの問い
15歴史に向き合うこと2 アメリカの鏡とは何か?
16定期試験期間