名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
1限健康レクリエーション実習春B瀬戸金223坂井 智明SM3311
2限健康レクリエーション実習春B瀬戸金123坂井 智明SM3311

【授業情報】

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講義概要

 昨今の高齢社会において、健康寿命の延伸が求められている。本講義では、健康長寿社会の実現に貢献できる人材の排出を目標に、健康増進運動やレクリーエーション運動を中高齢者に指導する際に求められる能力や知識を実践の場で養う。
 授業では,中高齢者にたいして実際に運動を指導する。運動指導に必要な指導計画を立て,その計画に則って指導をおこない、自身の指導を振り返る。初回時の体力測定で、参加する中高齢者の様子を観察し、運動許容範囲を考えた上で立案することが望まれる。また、施設にある運動用具等を知り、本来の運動方法やルールではなく、対象者に合わせた運動方法を考えることも求められる。
 優れた指導をするためには、他者がどのような指導をするのか知り、自分であればどのように対応するか考えることも重要である。また、参加者との交流を通して、自分達がおこなったいる指導をどのように感じているか知ることは、指導計画を考える上で欠かせない。そのため、自分が指導を担当しない場合であっても本講義に参加することや取り組む姿勢は重要な評価の観点となる。




【学習到達目標】

1.レクリエーション要素を多く含んだ運動を正しく指導できるようになる
2.健康増進を目的とした運動を正しく指導できるようになる
3.高齢者に対する運動指導を計画し、実践の場面で臨機応変に対応しながら実行することができるようになる
4.健康運動教室に参加する高齢者の立場を理解し、対応することができるようになる
5.指導者として,身体の動きを高齢者に言葉で表現できるようになる
6.健康づくりに関するイベントの立案・実行ができるようになる



履修上の注意

特別な指示や事情がない限り,欠席は一度も認めません.



【事前準備学習】

・レクリエーションインストラクターもしくは,健康運動指導士の資格課程登録をしていること
・運動指導計画を立案すること(事前学習)
・指導計画と実際の指導の違いを明らかにし、その最善と考えられる指導計画あるいは対応方法について考え、次回以降の運動指導に役立てること(事後学習)



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

授業内での態度、意欲、課題(運動プログラム、運動指導レポート)の遂行状況により総合的に評価する



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1ガイダンス,健康運動教室の実際
2健康運動教室に求められる運動とは
3健康運動教室の立ち上げについて
4健康運動教室の準備と運営上の留意点
5健康運動教室開催のための参加者募集について
6参加者情報のまとめと保険加入の必要性
7教室参加者の同意と同意書の必要性
8健康運動教室での体力測定実施
9体力測定結果の入力と活用法
10活動量計データの確認と活用
11低強度の運動指導実践(1)(ストレッチを中心とした軽運動)
12低強度の運動指導実践(2)(自重を用いた軽運動)
13低強度の運動指導実践(3)(セラバンドを用いた軽運動)
14低強度の運動指導実践(4)(ダンベルを用いた軽運動)
15低強度の運動指導実践(5)(ラダーを用いた軽運動)
16低強度の運動指導実践(6)(バランスボールを用いた軽運動)
17低強度の運動指導実践(7)(スクエアステップを用いた軽運動)
18エアロビックエクササイズの運動指導実践(1)(ウォーキングを中心とした実践指導)
19エアロビックエクササイズの運動指導実践(2)(心拍計を用いた強度管理の実践)
20エアロビックエクササイズの運動指導実践(3)(心拍計を用いた参加者自身による強度設定の習慣化)
21エアロビックエクササイズの運動指導実践(4)(活動量計を用いた活動量の管理)
22エアロビックエクササイズの運動指導実践(5)(RPE:主観的運動強度を用いた強度管理の実践)
23レクリエーション運動の指導実践(1)(ボールを使ったレクリエーション運動)
24レクリエーション運動の指導実践(2)(ニュースポーツによるレクリエーション運動)
25レクリエーション運動の指導実践(3)(軽度の競争要素を組み込んだレクリエーション運動)
26グループに対する運動指導(1)(ストレッチ,準備体操メニューの作成と実際の指導)
27グループに対する運動指導(2)(軽運動の指導メニューの作成と実際の指導)
28グループに対する運動指導(3)(レクリエーションスポーツメニューの作成と実際の指導)
29グループに対する運動指導(4)(エアロビックエクササイズの指導メニューの作成と実際の指導)
30事後体力測定の実施と活用
31体力測定結果の活用
32実際の教室運営を通した反省と今後の課題の検討