【講義概要】
現代では、学校、企業、クラブ、行政といった様々な組織が多種多様な体育・スポーツ事業を実施し、私たちに体育・スポーツサービスを提供しています。体育・スポーツ経営とは、この体育・スポーツ事業を合理的・効率的に営むことをいいます。体育・スポーツ経営による支えがあって初めて、私たちはスポーツ実践・観戦や体育活動ができるのです。
本講義では、体育・スポーツ経営に関する基礎理論を学習した上で、企業、学校、クラブなどの各領域別に、関連する基本的知識と、現在表面化している諸問題を学習します。この諸問題については、適宜小レポートを課し、その関連要因や解決方法を考えていきます。このことを通じて、体育・スポーツ経営の今後のあり方を思考し表現できる能力を育成します。
※COC地域志向科目
【学習到達目標】
・体育・スポーツ経営に関する基本的知識をを理解し、その概要を説明することができる
・体育・スポーツ経営に関する諸問題について、関連する情報を積極的かつ広範に集めた上で、その解決方法を論理的・説得的に表現することができる
【履修上の注意】
板書中心の講義です。板書の内容だけでなく、補足事項を含めてしっかりとノートを取り、その内容を理解することが重要となります。
【事前準備学習】
・各講義の最後に自学自習の推奨テーマを提示するので、それを事前事後学習に活用すること。
・また全体を通して、事前には次の範囲を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと。事後にはノートを見直し、時事ニュースとの関連を検討したり、疑問点を調べてみるなどして、理解を深めること。
・この他、スポーツにおけるラフプレー、暴言、際どい判定、体罰、ドーピング、セクハラ、観客の暴走、性差別、ナショナリズムなどの社会的・倫理的問題に対し広い関心を持ち、関連する時事ニュースに目を通しておくこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『体育・スポーツ経営学講義』 八代勉、中村平(編) 大修館書店 2002 『図解スポーツマネジメント』 山下秋二、原田宗彦(編) 大修館書店 2005 『テキスト体育・スポーツ経営学』 柳沢和雄、木村和彦、清水紀宏(編) 大修館書店 2017 |
指定図書 | 『スポーツ経営学 改訂版』 山下秋二 [ほか] 編 大修館書店 2006 『体育・スポーツ経営学講義』 八代勉, 中村平編著 大修館書店 2002 『テキスト体育・スポーツ経営学』 柳沢和雄, 木村和彦, 清水紀宏編著 大修館書店 2017 |
【評価方法】
試験80%、平常点20%
試験は、期末試験の結果から評価する。
平常点は、授業態度と随時提出を求めるレポートから評価する。なお、適宜レポートに対するコメントや解説を加える。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | イントロダクション | |
2 | スポーツ経営とは何か? | |
3 | スポーツを「する」人の捉え方 | |
4 | 「する」スポーツライフ=運動生活を位置づける | |
5 | エリアサービス | |
6 | プログラムサービス | |
7 | クラブサービス①:特性と課題 | |
8 | クラブサービス②:分類と経営資源 | |
9 | 学校体育経営①:構造と特性 | |
10 | 学校体育経営②:新要領下での経営 | |
11 | 民間スポーツフィットネスクラブの経営①:特性と課題 | |
12 | 民間スポーツフィットネスクラブの経営②:事業展開と顧客満足 | |
13 | スポーツのリスクマネジメント | |
14 | トップスポーツクラブの経営①:理念と特性 | |
15 | トップスポーツクラブの経営②:経営戦略と財務分析 | |
16 | 定期試験期間 | |