名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限保育内容指導法(表現・音楽)春A瀬戸 22横井 志保SM2119

【授業情報】

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講義概要

 子どもの発達段階に応じた歌唱、遊び歌、手遊びなどの音楽表現と、楽典、ソルフェージュ、簡易伴奏など音楽の基礎技能を身に付けることを目的とする。乳幼児向けの音楽表現には、発達段階に応じたものの他、日本の風情を表す季節感のあるものや地域に伝承されてきた音楽表現が数多く存在する。子どもたちの健全な身体の発達を促し情操を高めるために、多くの音楽表現の習得を通し保育者として豊かな表現力や人間性を養うことを目指す。基礎技能では、弾き歌いや、コードの習得を含めた伴奏法、アレンジや移調の方法を身に付ける。



【学習到達目標】

 幼児教育における領域、保育内容についての理解に基づき、領域「表現」の意味について学習する。感性と表現を育てる保育のあり方、方法について実践事例により理解する。



履修上の注意

 毎週課題があります。必ず行い成果を発表してください。また,実技を伴う内容がほとんどです。積極的な参加を。
指定された用具等を必ず持参すること。



【事前準備学習】

課題は毎回,確実に覚えて発表できるようにすること。
これまでの保育士試験で実施された弾き歌いの曲の中から,自身で選択して人前で弾き歌いできるようになるまで各自練習すること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『幼稚園教育要領』 文部科学省 フレーベル館 2017
『保育所保育指針』 厚生労働省 フレーベル館 2017
『幼保連携型認定こども園教育・保育要領』 内閣府 フレーベル館 2017
『実践を支える保育内容表現』 横井志保 他 福村出版(株) 2018
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

実技を含む作品(30%)、提出物(30%)、課題(20%)、小テスト(20%)



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1領域「表現」とは:幼稚園教育要領「表現」のねらいと内容の理解
2感性と表現 表現の捉え方と、保育における意味:幼児の表現の事例を基に幼児の音楽的発達と表現との関係、集団における音楽表現について学ぶ
3表現の発達(1) 歌唱表現について:幼児の音域と歌唱、発達に適した曲のテンポとリズム、伴奏法(楽典を含んだアレンジ方法や移調)について学ぶ
4表現の発達(2) リズム表現について:幼児のリズムの取り方とリズム表現の発達について学ぶ
5表現の遊び、幼児にとっての表現とその特徴:手遊び、わらべうた等、遊び歌それぞれの特徴を理解すると共に遊び方を習得する
63歳未満の幼児の表現の様態:乳児のうたうこと、聴くこと、奏でることの〈あらわし手〉の発達について学び、幼児期へとどうつながるのかを学ぶ
7表現に関わる実践事例(1)環境から考える:子どもを取り巻く音環境について考え、環境設定について指導案の立て方と書き方を実践事例を通して学ぶ
8表現に関わる実践事例(2)動きから考える:天野蝶の幼児のリトミックの基礎を学び、音価やリズムを身体全体で表現する方法とピアノ奏法を学ぶ
9特徴的な表現指導の実践(1)動きと音楽:エミール・ジャック・ダルクローズのリトミックの理論と動きの関係について学ぶ
10特徴的な表現指導の実践(2)音で遊ぶ:オルフ・シュールベルクについて学び、その指導法と留意点を実践を通して学ぶ
11特徴的な表現指導の実践(3)音を重ねる:オルフ楽器や他の音の出るモノを使ってリズム奏しながら指導法と留意点を探る
12教材研究(1)音の出るモノを作る:叩いて音を出すモノ、吹いて音を出すモノ、振って音を出すモノを作る。また、その指導案を書く
13教材研究(2)打楽器:幼児の発達に合った打楽器を知ることと、奏法を学び、アンサンブルの楽譜の作り方(幼児への示し方、記譜法)について学ぶ
14教材研究(3)音具:音具とは何であるのか、またその保育への導入の仕方と演奏方法について学ぶ
15模擬保育と評価;表現をしよう:これまで学んだことを総合的に取り入れ指導案を立て、模擬保育を行う。また、その評価の観点と、方法について学ぶ
16定期試験期間