名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限算数科教育法秋A瀬戸 22宇野 民幸SM2105

【授業情報】

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講義概要

算数科の5領域「数と計算」・「図形」・「測定」・「変化と関係」・「データの活用」と、数学的な活動の内容について、初等教育における意味を理解する。
そして、日常の事象への活用、または数学や他の分野との関連から、その知恵や楽しさを、またどのように教育と教材に活かしていけるのか、考えて身につける。
教科の目標や児童観、教材観、評価観という視点をもとにして、教育現場で実践されている算数科教育の事例に学び、教育の内容と方法を構想して展開する。



【学習到達目標】

・算数科教育の内容と方法について理解して、教材研究をして、授業案を作成することができる。
・算数的な活動との関連、数学的な考え方の系統性を理解し、具体的な指導に結びつけられる。



履修上の注意

疑問点など積極的に質問すること。小学校の児童が苦手意識を持つ場合も想定して、対応して改善できるよう、自らも積極的に疑問点や苦手となる可能性のある点を意識すること。



【事前準備学習】

初等教育(小学校における教育)として、算数科についてはどのような内容と領域があり、どんな意識や印象を持っているのか、またクラスや人との関わりについてはどのようであったか、意識して振り返ること。

受講後においては、自分が受けた算数教育との内容の違いや変化、その教育方法における観点の違いや拡がりについて整理をしたり、調べたりすること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書『小学校学習指導要領解説 算数編』 文部科学省 日本文教出版 平成29年
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

小レポート課題(20%)により授業内容の理解度を評価して、最終レポート課題(30%)により、授業案作成および教材研究の成果を評価する。
定期試験(50%)においては、それらを総合した理解度と算数的活動について、確かな学力として内容が表現でき、活用できるかを確認する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1はじめに オリエンテーション/算数科を振り返る(数と量、図形の内容の概観、児童観について)
2数の概念とは、量の大きさとは、図形における豊かな感覚とは
3教材研究1(数と計算)
4命数法と記数法/幼児教育における数との関連について
5数と計算および数量関係の系統性/加減法の意味と計算および用法について
6授業案作成1(数と計算)/加減法の計算の基本的過程(加数・被加数分解、減加・減々法)と組み合わせ
7教材研究2(量と測定)数と量について/量の意味と性質、保存性と加法性について
8授業案作成2(量と測定)/量の4段階指導について 直接・間接比較、任意・普遍単位による測定
9小数と分数の特徴と教育の手立てについて
10教材研究3と授業案作成3/乗法の意味と計算
11教材研究4と授業案作成4/除法の意味と計算、等分除と包含除、単位量当たりの大きさとの関連
12教材研究5(図形)/平面図形の定義と性質および分類、対称性と拡大縮小、立体図形の性質
13授業案作成5(数量関係)/加法と減法の相互関係、数量の関係の捉え方、比例・反比例
14授業実践について1/授業案作成の振り返り、学習指導計画、観点別評価についてのまとめ
15授業実践について2/教育実践事例の紹介と算数的活動のまとめ
16定期試験期間