【講義概要】
本講義では、海外や国内のスポーツ文化の事例を、DVDや映画等の視聴覚資料を用いて紹介する。日本のスポーツ政策や海外のスポーツ文化の事例について学ぶことを通して、学生自身が持っているスポーツに関する「常識」を相対化することを目指す。日本のスポーツ界では、長時間にわたるスポーツ指導が効果的だと考えられており、高校の野球部などは週末に1日8時間練習している部活動がある。一方で、欧米のスポーツ現場では、練習時間は2時間程度であり、短時間で高い強度のトレーニングが行われている。こうした違いは、スポーツを取り巻く環境や価値観の違いを反映している。海外のスポーツの事例を学ぶことでこのような違いに気づき、より効果的なスポーツ活動を探求するための基礎をこの授業では獲得することを目指す。また、スポーツの世界にも関係してくるグローバル化、CSR(企業の社会的責任)などの問題についても授業では扱う。
【学習到達目標】
・海外のスポーツ文化の学習を通して、自分自身のスポーツ文化を相対化する。
・スポーツと社会に係わる専門用語を理解する。
【履修上の注意】
積極的な受講態度を望む
提示したトピックスについて、メディア等を利用して一、定の知識を習得した上で講義に臨むこと
この授業は、基本的に対面で行う予定です。授業時に授業の資料を配布します。その配布資料に板書しながら授業を進めます。最後の15分間で授業内容に関する小テストを行います。また最終レポートで授業で扱っていない外国のスポーツ政策について調べる課題を出します。
【事前準備学習】
TV、インターネットなどのメディアを通して、スポーツと社会の関連を調べておくこと
指定図書を熟読すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 教科書は特に指定しません。必要な資料は授業で配布します。 |
参考書 | 『グローバル社会の国際関係論』 山田高敬・大矢根聡 有斐閣 2006 『グローバルスポーツ論』 千葉直樹 デザインエッグ社 2014 『スポーツで読むアジア』 平井肇 編 世界思想社 2000 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
最終レポート50%、小テスト50%
合計で60%以上で単位取得することができる。
最終レポートは、15回の授業内容に関連する内容から出題される。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーションと日本のスポーツ振興政策の課題① | |
2 | 日本のスポーツ振興政策の課題② | |
3 | 韓国のスポーツ健康事情 | |
4 | 中国のスポーツ健康事情 | |
5 | アメリカのスポーツ健康事情 | |
6 | ヨーロッパのスポーツクラブの事例(ドイツとスペイン) | |
7 | ヨーロッパ・プロサッカーの発展(英国) | |
8 | ニュージーランドのスポーツ健康事情 | |
9 | オーストラリアのスポーツ健康事情 | |
10 | 南アフリカのスポーツ健康事情 | |
11 | ブルキナファソのスポーツ健康事情 | |
12 | キューバのスポーツ健康事情 | |
13 | 中南米のスポーツ健康事情 | |
14 | ブラジルのスポーツ健康事情 | |
15 | イスラエルのスポーツ健康事情 | |
16 | 定期試験期間(最終レポートの提出) | |