【講義概要】
現代社会におけるスポーツに関する諸問題や副次的に影響を与える事象について、社会学的な観点から考察を進め、スポーツにおける基本的な社会学用語の習得と見方や考え方を育てる。そのために、スポーツを文化としてとらえ、私たちの日常生活の身近なスポーツ現象やトピックスを取り上げて、これらの事象から考察できる社会的影響や文化的要素を探求する。さらに、国際化の進む現代社会におけるスポーツと政治・経済・宗教との関連をグローバルな観点からも、オリンピック、ワールドカップ、国際交流・国際貢献といったスポーツの政策や文化、価値に関する認識等について考察を進める。
講義の進め方としては、各テーマに沿ってトピックスの提示、スライドによる説明を行う。並行してキーワードや基本的な用語を記入して知識を習得する。さらにこれまでのスポーツ事象についての映像を視聴して、これからのスポーツの社会学的事象の可能性について考える。
【学習到達目標】
・スポーツにおける事象について社会学的な観点から考察力を習得して、自己の意見を主張できるようにする。
・スポーツにおける基本的な用語について理解できるようにする
【履修上の注意】
積極的な受講態度を望む。
提示したトピックスについて、メディア等を利用して一、定の知識を習得した上で講義に臨むこと。
瀬戸キャンパス開講科目は、全て対面で行う方針が示されたために、この授業は全て対面型で行います。CCSに授業に関連する予習資料をアップロードします。授業前にその資料を読んでから授業に出席するようにしてください。
毎回、授業時に授業の資料を配布します。学生はその資料に板書をします。何回かグループワークを行う予定です。
授業の最後15分に、授業内容に関する小テストをCCSで行います。選択問題なので授業内容を理解した上で解答してください。全ての授業を受けた後に、授業内容に関するレポートを課します。
【事前準備学習】
CCSにアップロードする予習資料を授業前に熟読する。
指定図書を熟読すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 教科書は特に指定しません。必要な資料は授業で配布します。 |
参考書 | 『スポーツの社会学』 池田勝・守能信次 杏林書院 1998 『グローバルスポーツ論』 千葉直樹 デザインエッグ社 2014 『スポーツとフーコー』 ピルッコ・マルクラ リチャード・プリングル 晃洋書房 2021 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
最終レポート50%、小テスト50%
小テストは毎回の授業内容に関してCCSで授業時間内に解答すること。
最終レポートは、授業内容から出題される。合計で60%以上の獲得で単位を取得することができる。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーションとスポーツ文化 | |
2 | スポーツと暴力 | |
3 | 運動部活動の課題 | |
4 | 運動部活動の課題と改革 | |
5 | 企業スポーツの衰退とプロスポーツの誕生 | |
6 | 燃え尽き症候群とデュアルキャリア | |
7 | スポーツとドーピング | |
8 | スポーツと「人種」 | |
9 | スポーツとジェンダー | |
10 | 障がい者のスポーツ | |
11 | スポーツとグローバル化 | |
12 | メディア・スポーツ | |
13 | スポーツブランド | |
14 | メガスポーツイベントの功罪 | |
15 | 平和と開発のためのスポーツ | |
16 | 最終レポート | |