【講義概要】
近年、「格差」という言葉が強く意識されている。
格差という言葉には、良くないもの・改善しなければならないものとのニュアンスが内在しているが、社会にとって改善しなkればならない格差とはどのようなものか?
本授業では、日本経済における様々な格差に焦点をあてて、色々な角度から格差の実態を確認していくこととする。格差がどのような原因で生じているのか、その対策としてどのようなことが行われているのかを探っていこうと思う。
【学習到達目標】
①日本経済の問題点を自己認識することができる。
②日本経済を分析するスタイルを身に着けることができる。
【履修上の注意】
この授業は、対面授業と非対面授業を隔週で実施し、非対面授業では、TeamsやCCS等を使用します。
なお、対面授業の際にも、CCSにアクセスするため、スマホもしくはパソコンを持参してください。
*この授業はAチームのものです。対面・非対面の授業回は別途確認してください。
また、この授業のチームコードは、「szcm5ae」です。初回の授業には、このコードを利用し、参加してください。
【事前準備学習】
コア6などを通して、日本経済の色々な視点を身に着けてください。
指定図書にあげた著作は、格差に関わる重要な視点を与えてくれるものです。授業でえられたことを踏まえて、これらの著作を読めば、あなたたちの考えがさらに深化します。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『格差で読む日本経済』 みずほ総合研究所 岩波書店 2017 『競争と公平感』 大竹文雄 中央公論社 2010 |
指定図書 | 『一覧』 |
【評価方法】
平常試験:30%
授業内でのMP:60%
CCSを通した宿題:10%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス/格差とは | |
2 | 所得格差① 様々な指標から格差を知る | |
3 | 所得格差② 所得格差の実態 | |
4 | 賃金格差① 男女の賃金格差 | |
5 | 賃金格差② 正規・非正規の賃金格差 | |
6 | 男女格差 | |
7 | 中間テスト(平常試験) | |
8 | 地域格差① 経済規模・人口規模 | |
9 | 地域格差② 雇用環境・教育環境 | |
10 | 世代間格差 産業構造の変化・社会保障 | |
11 | 経済学では格差をどのように扱ってきたのか① マルサス、リカード | |
12 | 経済学では格差をどのように扱ってきたのか② マルクス、クズネッツ、ピケティ | |
13 | 資産格差 | |
14 | 格差是正の対策とは | |
15 | 最終テスト(平常試験) | |
16 | 期末試験期間 | |