【講義概要】
本科目は、企業経営における事業活動、すなわち市場提供物の生産活動(生産性)ならびに価値創造(共創)について議論する。従来の因習的な「ものづくり」的生産管理だけに焦点を絞らず、むしろ最終的には「サービスビジネス化」の重要性と可能性を主張し、現代の革新的な企業活動と社会の考え方を議論し、受講生には近視眼的発想の脱却を促したい。
【学習到達目標】
講義内の概念や事例の意味を良く理解し、受講者自ら現実の関連する社会問題について論理的に説明できるようになることを目標にして受講して下さい。目標達成には、講義時間外の事前事後学習にも積極的に取り組む必要があります。
【履修上の注意】
本科目は、対面授業とオンライン(【Microsoft Teams】を利用)による非対面授業を隔週で実施します。初回は非対面授業で「受講ガイダンス」を行ないますので、以下のTeamsの招待コードからオンライン授業に参加してください。
授業名:【金2蒲生】生産管理論
チームコード:djk8jlq
基本的な授業形態は、【対面授業】では90分間の教室での受講となり、【非対面授業】は①講義(60分程度)、②質疑応答、③課題(ミニッツペーパー)の流れとなります。いずれの場合も受講のマナーを遵守し真剣に受講してください。
なお、進捗状況により講義テーマを変更・調整することがありますので注意してください。
【事前準備学習】
日経新聞やweb、テレビ番組(WBS等)をつうじて、日頃から経済や市場のトレンドに関する情報を得ておいてください。授業前日までにCCSの【教材Box】に授業資料を掲載しておくので、事前学習や受講の際にメモを書き込むなどして活用してください。
オンライン授業後の課題(ミニッツペーパー)の提出をもって当該週の出席を管理するので受講者は必ず提出してください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『ビジネスをデザインする 経営学入門』 足立辰雄 ミネルヴァ書房 2016 『やさしく学ぶ マネジメントの学説と思想[増補版]』 渡辺峻・角野信夫・伊藤健市 ミネルヴァ書房 2010 『サービス・ロジックによる現代マーケティング理論』 クリスチャン・グルンルース著/蒲生智哉訳 白桃書房 2015 『サービス・ドミナント・ロジックの発想と応用』 ロバート・F・ラッシュ、スティーブン・L・バーゴ著/井上崇通監訳 同文舘出版 2016 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
期末試験60%+受講態度40%(課題等)
※期末試験は新型コロナウィルス感染状況によってレポートになる可能性もあります。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 講義ガイダンス | |
2 | 生産管理の概要と企業の仕組み | |
3 | 伝統的な生産管理①フォード・システム | |
4 | 伝統的な生産管理②トヨタ生産方式 | |
5 | 製品開発 | |
6 | 製品戦略 | |
7 | ケーススタディ:飲料メーカー | |
8 | 中間試験 | |
9 | 社会と消費者志向のアプローチ | |
10 | サービス・ドミナント・ロジック | |
11 | 製造業のサービスビジネス化 | |
12 | イノベーション①社会 | |
13 | イノベーション②組織 | |
14 | 情報技術とイノベーション | |
15 | ケーススタディ:スティーブ・ジョブズ | |
16 | 定期試験期間 | |