【講義概要】
国内外の教育機関で学ぶ留学生だけでなく、地域に暮らしながら日本語を習得する外国人住民、地域の日本語教室に通う外国人住民、インターネット等を通して独学で学ぶ学習者など、国内外で日本語を学ぶ日本語学習者は拡大と多様化が進んでいる。日本語教育を専門とする者でなくても、日本語で彼らと接する機会が多くなってくるだろう。本講義では、彼らを日本語学習の側面から理解することを目的とし、日本語教育に関する基礎知識を扱う。特に、日本語の特徴(音声、文法、表記、語彙など)を学び、日本語を外国語として考える視点を養う。
本講義は、国際文化学部国際文化学科ディプロマ・ポリシーおよび同国際協力学科ディプロマ・ポリシーに共通する、「思考力・判断力・表現力」における「共生可能な持続的社会形成のための思考力・判断力・行動力を身につけることができる」、「主体性・多様性・協働性」における「国際社会の一員として、国際理解学習を進め、国際交流活動に参画することができる」を目的とする。
【学習到達目標】
(1)日本語を外国語として考える視点を身に着ける。
(2)日本語の特徴を知る。
【履修上の注意】
授業への積極的な参加姿勢を求める。
出席回数が総授業回数の3分の2に満たない場合は失格とする。
この授業は、対面(面接)授業と非対面授業を隔週で実施し、非対面授業をTV会議システム(Microsoft teams)を使用して同時双方向型で実施します。Teamsの招待コードは、【zp8r7sc】です。
【事前準備学習】
関連する書籍などを自身で読み、理解を深めることが望ましい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 適宜、資料を配布する。 |
参考書 | 『日本語教育への道しるべ 第1巻 ことばのまなび手を知る』 エバニチ堀越厚子 凡人社 2017 『日本語教育への道しるべ 第2巻 ことばのしくみを知る』 坂本正 凡人社 2017 『日本語教育への道しるべ 第3巻 ことばの教え方を知る』 近藤有美 凡人社 2017 『日本語教育への道しるべ 第4巻 ことばのみかたを知る』 篠崎大司 凡人社 2017
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指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業参加度20%,小テスト50%,課題30%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 第1回 オリエンテーション | |
2 | 第2回 外国語として日本語を学ぶとは | |
3 | 第3回 だれが,どうして,日本語を学ぶのか | |
4 | 第4回 日本語教育の歴史 | |
5 | 第5回 日本語教育の現状 | |
6 | 第6回 外国語としての日本語 | |
7 | 第7回 日本語の特徴【音声】 | |
8 | 第8回 日本語の特徴【文字・表記】 | |
9 | 第9回 日本語の特徴【語彙】 | |
10 | 第10回 日本語の特徴【文型】 | |
11 | 第11回 学習者とのコミュニケーション | |
12 | 第12回 コミュニケーション能力 | |
13 | 第13回 異文化コミュニケーション能力 | |
14 | 第14回 学習ストラテジー | |
15 | 第15回 まとめ | |
16 | 第16回 定期試験期間 | |