【講義概要】
建学の精神として本学の教育を基礎づけるキリスト教の精神を学ぶ。すなわち、聖書の示す人間観、世界観を学び、「人間とは何か」そして「人間がこの世界にあっていかに真実の生を生きうるのか」という問題について考察する。とりわけ、「マルコによる福音書」を初めから終わりまで通して読み、イエス・キリストの言葉と行為に触れ、限界をもった人間が、人として常に新しく生かされる可能性を与えられていることを知り、それが希望と力に満ちた生を生み出すことを理解する。
【学習到達目標】
①礼拝出席やキリスト教の行事に参加することができるように、キリスト教に関する基礎的知識を身につける。
②聖書の神と人間との関係性を学ぶことにより、自らの存在の価値を深く考えることができるようになる。
③聖書が語る「愛」や「罪」が何かを学ぶことにより新しい世界観を知り、豊かな創造力と想像力を育む。
【履修上の注意】
①この授業は、教室での対面授業と非対面授業を隔週で実施し、非対面授業はTeamsを用いたライブ授業とCCSを活用した基本型授業を併用します。Teamsの招待コードは 4rew2a3 です。
②対面授業では私語を慎み、携帯などを見ず授業内容をしっかりノートにとること。TV会議システムを用いた授業では、きちんと勉強できる環境で参加すること(授業時間中に食事や移動をしない)。
③配布されたプリントやPDFファイルは自分で管理すること。
④原則として毎回簡単なレポートを書いてもらうので、その都度真剣に取り組み、自分の考えを表現できるよう努めること
⑤すべての授業が関連性を持っているので、毎回の授業を大切にすること
⑥授業内容について質問があれば、授業時以外でもCCS等を用いて連絡してほしい。
【事前準備学習】
聖書の当該個所および関連個所を事前に読んでから受講してほしい。
新聞やテレビ、ネットなとのキリスト教や宗教に関するニュースに関心を持ってほしい。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『聖書(新共同訳)』 日本聖書協会 1987年 『聖書(聖書協会共同訳)』 日本聖書協会 2018年 教科書として、2種類の聖書を掲げましたが、どちらかがあれば良い。
毎時間、聖書を読んで、その内容について書いていただくので、聖書は必須です。 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業レポート 70%
平常点 30%
平常点としては、大学チャペルアワーのレポート(学期中に2回以上)またはフィールドワークとして家の近くのキリスト教会の日曜日の礼拝出席レポート(1回以上)を充てます。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンス、キリスト教と聖書について | |
2 | イエスの誕生(クリスマスについて) | |
3 | マルコによる福音書1:1~1:45 イエスの登場 | |
4 | マルコによる福音書2:1~3:6 初期の伝道 | |
5 | マルコによる福音書3:7~4:34 イエスへの誤解/たとえ話 | |
6 | マルコによる福音書4:35~6:56 奇蹟・ガリラヤでの伝道 | |
7 | マルコによる福音書7:1~8:30 律法について/各地での伝道 | |
8 | マルコによる福音書8:31~9:49 苦難の予告 | |
9 | マルコによる福音書10:1~10:52 天に積む宝 | |
10 | マルコによる福音書11:1~12:44 エルサレムでの活動 | |
11 | マルコによる福音書13:1~13:37 終末について | |
12 | マルコによる福音書14:1~14:72 逮捕と大祭司の裁判 | |
13 | マルコによる福音書15~16章 総督の裁判と十字架、復活 | |
14 | 教会の成立と展開、補足 | |
15 | 近藤高史氏講演「ビジネスとSDGs ーNGUの建学の精神を生かせ!ー」 | |
16 | 試験期間 | |