【講義概要】
グローバル化が進む現代世界において、さまざまな国や地域の文化に接する機会が増えるとともに、文化の領域において政府、企業、NGOなどが主体的に活動を展開する場面が広がっている。今回の講義では、まず国際関係において文化の接触がどのような影響を生むのかという問題を概観してから、国家レベルの文化外交と市民社会レベルの文化交流の諸側面について具体的な事例を挙げて論じていこうと考えている。講義を通じて文化と国家・社会の望ましい関係のあり方を考え、そこから知見を広げていってほしい。
【学習到達目標】
1. 文化が国際関係にもたらす影響を説明できる。
2. 主要国の外交における文化の位置づけを説明できる。
3. 文化領域における市民レベルの国際貢献のあり方について議論できる。
4. レポート作成を通じ、各自の考えを明確に示すことができる。
【履修上の注意】
新聞やテレビなどの日々の情報に注意し、現在の世界の動向に関心を持つことを望む。
講義ごとに課題の提出を課す。
【事前準備学習】
事前学習として、講義の主題に関する参考文献・資料を読み、ノート等に主要な問題事項を書くおくこと。
事後学習として、事前学習でとったノートと講義の内容を照らし合わせ、自分なりに問題を整理するとともに、必要に応じて講義の中で紹介する参考文献を読むこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 指定しない。 |
参考書 | 指定しない。講義の中で適宜紹介する。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点40%(出席・課題提出を中心に評価する。講義の進行を妨げたり、他の受講生に迷惑をかける行為を行なった場合は、単位認定対象から除外する。)学期末レポート60%による総合評価。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 国際関係における文化 | |
2 | 文化の変化 | |
3 | 文化の接触とその影響 | |
4 | 異文化への抵抗 | |
5 | 偏見と文化摩擦 | |
6 | 文化と外交 | |
7 | 戦後日本の文化外交 | |
8 | 現代日本の文化外交 | |
9 | アメリカの文化外交 | |
10 | 中国の文化外交 | |
11 | 国際文化交流 | |
12 | NGOと国際文化交流 | |
13 | 企業の国際文化交流活動 | |
14 | 平和構築と文化 | |
15 | スポーツと平和構築 | |
16 | 定期試験期間 | |