【講義概要】
現在、わが国の障がい児保育・教育では、「特別支援教育」制度を土台として、特別な保育・教育的ニーズを有する子どもへのライフステージに沿って一貫した支援を行うことが求められています。これについて保育者や教員も当然ながら、専門職として特別支援教育推進の一翼を担うことが期待されています。
そこで本講義では、障がいのある子どもに関する基礎的な知識を修得することを目的とし、各障がいの特性と支援方法について学ぶと同時に、子どもの有する困難さに対する理解を深めていきます。
なお本講義は、ディプロマポリシーに掲げられている知識、思考力、判断力、表現力、多様性を身につけることを重視しています。
【学習到達目標】
・多様な障がいとその特性について知識があり、理解できる。
・多様な障がいの特性をふまえ、障がいのある子どもへの支援方法をイメージできるようになる。
・障がい児保育・教育の理念と歴史について説明できる。
【履修上の注意】
・授業は講義形式だけではなく、個人ワークやグループワーク、ディスカッション等も取り入れて進めます。授業への積極的な参加を求めます。
・〆切を過ぎた課題の提出は認めません。
・講義の進行予定は変更することがあります。
【事前準備学習】
日ごろから授業内容に関連する資料等を積極的に収集するなど、自発的な学習を授業への参加に活かしてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 教科書は指定しない。配布プリントに沿って講義を進める。 |
参考書 | 『新・基本保育シリーズ17 障害児保育』 西村重稀・水田敏郎 中央法規 2019 『よくわかる障害児保育(第2版)』 尾崎康子 ミネルヴァ書房 2018 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
平常点(ミニレポート・授業内課題を含む)40%
期末レポート60%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | イントロダクションー「しょうがい」とは何かー | |
2 | 知的障がいのある子ども①発達の理解 | |
3 | 知的障がいのある子ども②知的障がいの特性と支援 | |
4 | 発達障がいのある子ども①自閉症スペクトラム | |
5 | 発達障がいのある子ども②LD、ADHD、高機能自閉症 | |
6 | 発達障がいのある子ども③発達性協調運動障がい | |
7 | 発達障がいのある子ども③支援方法 | |
8 | 身体障がいのある子ども①視覚障がい | |
9 | 身体障がいのある子ども②色覚異常 | |
10 | 身体障がいのある子ども③聴覚障がい | |
11 | 身体障がいのある子ども④肢体不自由 | |
12 | 障害児保育・教育の理念ーインクルーシブ保育・教育ー | |
13 | 特別支援教育の現状と課題 | |
14 | 障がい受容と家族支援 | |
15 | 就学に向けた支援 | |
16 | 定期試験期間 | |