名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限算数科教育実践論春A瀬戸 24宇野 民幸SM4303

【授業情報】

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講義概要

算数科の授業の実践的な指導法と評価法について、教育現場の事例を参考にしながら、模擬授業および教育実習における授業を踏まえて、教材研究を行いながら技能と技術を身につける。
算数的・数学的な活動との関連、および数学的な見方・考え方の系統性を実践的に捉え、初等算数科の教育の意味を理解して、また、算数科の内容がどのように生活に活かされるのかについても考察する。
本授業は、学部における学科のDP〔知識・技能〕小学校における教育内容の理解と説明、適切な教科指導、〔思考力・判断力・表現力〕初等教育に関する課題の実態把握、改善策の提示、教育・指導計画の立案、情報の整理、〔主体性・多様性・協働性〕積極的に周囲と協力して取り組む態度を見つけ、教育・指導の場面において参加者の立場を考慮することができることを重視している。またCPの関連として、教科、教職その他の関連領域の知識・技能の習得をねらいとする。




【学習到達目標】

・学習指導要領の改善のポイント、算数科教育の現状を踏まえた上で、算数科授業のあり方について考察でき、授業を責任を持って計画し、現行および新しい学習指導要領の内容を理解しながら実践するためのレディネスを形成する。
・受講者全員が、学習指導案を作成し模擬授業を実施し、さらに、教育実習での実践と成果をもとに、実施された指導案と授業を評価する力を付ける。



履修上の注意

適宜授業中に指示をする。疑問点など積極的に質問すること。小学校の児童の理解のあり方について多様な考え方も想定して対応できるよう、自らもこだわりを持ち、また、積極的に疑問点も意識すること。



【事前準備学習】

算数科教育法で学んだ事項について復習をしておく。

受講後においては、自分が理解した算数教育の内容について、その教育の実践のあり方や工夫について、具体的に取り組むことを想定していき課題点を見つけておく。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書『小学校学習指導要領解説 算数編』 文部科学省 日本文教出版 平成29年
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

小レポート課題(60%)により授業内容の理解度および指導案作成と教材研究の成果について評価して、最終レポート課題(40%)により、それらを総合した理解度と模擬授業実践による成果について評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1オリエンテーション/算数的な活動とは、数学的な考え方とは
2教育実践事例1/低学年1・2年生の内容から(数の位取り、計算の意味と方法)
3教育実践事例2/中学年3・4年生の内容から(量感、計算の用法、計算の型分け)
4教育実践事例3/高学年5・6年生の内容から(図形の性質と分類、速度、密度)
5模擬授業・研究授業について/教材研究のあり方
6指導案作成1/指導計画と学習指導案
7教材研究1/数と量物、位取りの原理、加法と減法(模擬授業実践1)
8教材研究2/量と測定、量感と4段階指導の実践(模擬授業実践2)
9教材研究3/数量関係と図式、テープ図、面積図、乗法と除法(模擬授業実践3)
10指導案作成2/評価の観点について
11図形の性質と分類、特徴と作図法、合同と相似(模擬授業実践4)
12確かな学力と活用問題、応用・発展的な課題について(模擬授業実践5)
13ICTおよび特別支援教育における実践事例
14諸外国の教材や教育実践例について
15実践の振り返りとまとめ
16定期試験期間