【講義概要】
生涯発達心理学では、ヒトの生涯における身体的・認知的・社会的な様子について研究する学問である。本授業では、人の各発達時期における心理的な特徴と各発達段階で重要な発達課題を中心キーワードとし、それに関連する理論や概念について学習する。人間の生涯発達について理解する上では、体の成長と心の成長、両方に関する理解が必須であるゆえに、発達の神経・生理学的な研究知見に加えて教育心理学や社会心理学、臨床心理学などの他の心理学分野の研究成果を取り入れた総合的な人間発達について考察する。発達過程に関する発達心理学的知見を学習することを通して、受講者自身の発達過程に関する自己理解を深める。
※教員の事務経験:認定臨床心理士
※実務経験を活かした教育内容:認定臨床心理士としての実務経験と研究経験に基づいて心の発達とその支援について講義を行う。
【学習到達目標】
①発達の普遍的な概念と理論について学習する。
②発達に影響を及ぼすさまざまな要因について学習する。
③ヒトの成長・獲得と衰退・喪失といった二面性について学習する。
④発達の可塑性とその限界について学習する。
⑤発達普遍性と個別性について理解する。
【履修上の注意】
①CCS教材ボックスの資料を授業前にダウンロードし、プリントアウトしておくこと。
⇒PDFファイルは、USBでコンビニのプリンタで印刷可能
②授業中に実施する課題(小テストやMinutePaper等)は、「出欠の確認」ならび「評価対象」となるので、必ず指定日時間まで回答すること。
③オンライン授業の場合、各自の受講デバイス端末(PC・パブレット・携帯)とネット環境の安定に努めること。
【事前準備学習】
生涯発達心理学の受講する前に、「心理学概論」を受講することが望ましい。
配信する事業資料を事前に読んでおく。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『エピソードでつかむ生涯発達心理学』 岡本祐子・深瀬裕子 ミネルバ書房 2013 『ガイドライン生涯発達心理学』 二宮 克美 ほか ナカニシヤ出版 2012 『発達支援のための生涯発達心理学』 前原武子 ナカニシヤ出版 2008 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 心理学的に見た人間の発達とは何か | |
2 | 生涯における発達段階の特徴とその発達課題 | |
3 | 胎児期における発達とその特徴 | |
4 | 乳児期における発達とその特徴 | |
5 | 幼児期前期における発達とその特徴 | |
6 | 幼児期後期における発達とその特徴 | |
7 | 児童期前期における発達とその特徴 | |
8 | 児童期後期における発達とその特徴 | |
9 | 思春期における発達とその特徴 | |
10 | 青年期における発達とその特徴 | |
11 | 成人初期における発達とその特徴 | |
12 | 中年期における発達とその特徴 | |
13 | 老年期における 発達とその特徴 | |
14 | 発達障害と発達支援について | |
15 | 総括 | |
16 | 定期試験期間 | |