【講義概要】
本講義はディプロマ・ポリシーの【知識・技能】のうち、「商学・経営学・会計学における高度な学術理論およびその実践について学修し、企業や産業が直面する問題の本質を正しく理解することができる」、「修得した知識や技能を活用して、商学・企業経営に関する諸問題に対する解決策を探求する能力を身に付けることができる」、および、【主体性・多様性・協働性】のうち、「産業および企業経営の持続的成長が社会経済の健全な発展に大きく影響を与えることを自覚して、商学・企業経営に関する多様な理論・実践を学修し、それらを組み合わせて問題解決する能力を身に付けることができる」能力の育成を目的とします。
経済活動は生産と流通、消費の3要素で成立しています。そのなかの流通は、生産者により生産された製品が消費者によって消費されるまでの一連の過程のことであり、生産と消費の懸隔を架橋するという重要な役割を果たしています。
本講義では、流通システムに関する基礎知識や、現在展開されている様々な取り組み、流通システムを取り巻く環境変化や政策について学修します。
※COC地域志向科目
【学習到達目標】
・流通システムに関する基本的な概念や理論について理解できている。
・経済活動を、生産と流通、消費の広い視点で観察することができる。
・流通システムに関する基本的な知識を理解できている。
・流通システムが抱えている課題を理解し、論理的思考力でこれからの流通システムの在り方を考えることができる。
【履修上の注意】
【授業の進め方について】
*この授業は、しばらくは非対面授業とし、その後、対面(面接)授業と非対面授業を隔週で実施
非対面授業はMicrosoftTeamsおよびCCSを活用した双方向講義を実施する
・学修成果を確認するために定期的にCCSへの提出物を求める
・学修成果を確認するために講義の都度振り返り小テストを実施する
【Teamsの招待コード】
njk2ur2
【受講姿勢について】
・ 出席が 11 回以上確認できた受講生のみ受験資格を与える
・ 自筆のノートを作成すること
【事前準備学習】
日頃より、流通システムに関する事柄に興味を持ち、調べ学習をすること。また、前講義の復習をおこない、振り返り小テストに備えること。振り返り小テスト実施の都度、正解を解説するフィードバックの時間を確保する。
本科目(2単位)を取得するためには、1講義につき合計6時間の学修時間を要すため、講義毎、事前・事後の学修時間を確保すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『1からの流通論(第2版)』 石原武政・竹村正明・・細井謙一 碩学舎 2018 『現代流通』 矢作敏行 有斐閣 1996 『ベーシック流通と商業』 原田英生/向井雅夫/渡辺達朗 有斐閣 2002 『流通の仕組み』 井本省吾 日本経済新聞出版社 2005 『流通・営業戦略』 小林哲/南知恵子 有斐閣 2004 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
筆記試験 60%、レポート提出25%、授業への取り組み姿勢15%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション 流通システムとは | |
2 | 物流システム化とロジスティクス | |
3 | eリテイル市場 | |
4 | 新問屋無用論と卸売業 | |
5 | 卸売業の機能強化 | |
6 | 流通構造とその変容 | |
7 | 情報・流通システムの進展 | |
8 | 日本における取引慣行 | |
9 | 売買集中の原理と品揃え形成 | |
10 | 製販連携の進展 | |
11 | 流通チャネルの再編成 | |
12 | 流通の国際化 | |
13 | 流通政策 | |
14 | これからの流通システム | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |