【講義概要】
本講義はディプロマ・ポリシーの【知識・技能】のうち、「商学・経営学・会計学における高度な学術理論およびその実践について学修し、企業や産業が直面する問題の本質を正しく理解することができる」、「修得した知識や技能を活用して、商学・企業経営に関する諸問題に対する解決策を探求する能力を身に付けることができる」、および、【主体性・多様性・協働性】のうち、「産業および企業経営の持続的成長が社会経済の健全な発展に大きく影響を与えることを自覚して、商学・企業経営に関する多様な理論・実践を学修し、それらを組み合わせて問題解決する能力を身に付けることができる」能力の育成を目的とします。
現代の企業活動においてロジスティクスは、多頻度少量配送や納期の短縮化など顧客ニーズに応え顧客満足を向上させて、環境にも配慮しながら、企業価値を向上させる仕組みであることが求められています。同時に、「全体最適化」を図ることで合理化・効率化を実現してコストを削減し、利潤拡大をもたらす経営戦略として注目されています。
本講義では、物流とロジスティクスおよびSCM(サプライ・チェーン・マネジメント)に関する専門用語、仕組みなどについて解説します。また、時流のロジスティクス用語などについても取り上げて説明します。学生の皆さんが修得した知識の理解を深めて、経済社会で実践することができるよう、講義内容に関連した企業戦略の事例を紹介します。
【学習到達目標】
・ 物流とロジスティクスに関する専門用語および仕組みが理解できる。
・ 物流からロジスティクスへ進化する過程と概念が理解できる。
・ ロジスティクスに関する問題発見力、および問題解決力を発揮できる。
【履修上の注意】
【授業の進め方について】
*この授業は、対面(面接)授業と非対面授業を隔週で実施し、
非対面授業はMicrosoftTeamsおよびCCSを活用した双方向講義を実施する
・学修成果を確認するために定期的にCCSへの提出物を求める
【Teamsの招待コード】
h6egoi3
【受講姿勢について】
・ 出席が 11 回以上確認できた受講生のみ受験資格を与える
・ CCSに配付の講義メモあるいは自筆のノートを作成し反復学習する
【事前準備学習】
日頃より、新聞や雑誌を読むなど、講義に関連するビジネス実務の動きに興味を持ち、調べ学習をすること。また、前講義の復習をおこない、振り返り小テストに備えること。振り返り小テスト実施の都度、正解を解説するフィードバックの時間を確保する。
本科目(2単位)を取得するためには、1講義につき合計6時間の学修時間を要すため、講義毎、事前・事後の学修時間を確保すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
中間および講義内試験40%、レポート課題30%、授業への取り組み姿勢30%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション 物流およびロジスティクスの必要性 | |
2 | 物流の現状と物流が抱える課題 | |
3 | 物流施策 | |
4 | 物流概念とロジスティクス概念の変遷 | |
5 | ロジスティクスの分類と全体最適化 | |
6 | サプライチェーン・マネジメントの現状、物流システムの変遷 | |
7 | 物流機能「輸送」-鉄道輸送からトラック輸送の背景 | |
8 | 物流機能「輸送」-トラック輸送 | |
9 | 物流機能「輸送」-鉄道・船舶・航空 | |
10 | 物流機能「保管」「包装」 | |
11 | 物流機能「荷役」「流通加工」 | |
12 | 講義内試験とフィードバック | |
13 | 3PL | |
14 | これからの物流 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |