名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
集中 図画工作科教育法集秋瀬戸 23杉林 英彦SM3104

【授業情報】

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講義概要

学習内容の順序上、本科目は「初等図画工作」の学習内容を行います。「図画工作科教育法」の学習内容は次学期に開講される「初等図画工作」で実施します。
本科目は,造形的な遊びから造形活動(描画表現、立体表現,平面表現,工作)・鑑賞学習へ展開することを意識した内容としています。受講者に求められることは「子どもになること」です。題材への興味・関心、造形活動での発見や驚き,友達と活動を共有することの楽しさを素直に表情や言動に表すこと。このことが、実際の教育現場で子どもと共感的に学ぶことにつながります。また,題材は原則として各回で完結します。



【学習到達目標】

小学校図画工作科の「表現」「鑑賞」領域に関わる教材を制作し,学習指導に必要な基礎的な知識と造形力を育成し,用具・道具の使い方を習得する。
(1) 造形に関わる基礎的な表現力や知識を身につける。
(2) 作品を鑑賞する方法を習得し,分かりやすく解説できる。
(3) 素材や道具に関心をもち、子どもと共感的な制作活動ができる態度を身につける。



履修上の注意

・授業中は授業者の指示があるとき以外での携帯電話などの使用はしないでください。
・各回の授業ではグループワークが主となります。遅刻者がいると対応できませんので、遅刻はしないでください。
・屋外での活動や服が汚れる活動があります。その活動の前時にその旨を伝えます。



【事前準備学習】

毎回授業終了時(或いは開始時)に授業内容を省察することを目的としたワークシート「授業シート」を配付します。授業内容の理解を確認する内容と授業内容の深い理解や発展が促す課題シートです。原則、このシートを次回の授業までに作成して、授業の事後学習とします。本授業に関しては、各回の授業での活動を図示(イラストなど)で概説し、活動を通して考えたこと、気づいたことなども書き加えシートを作成します。単に活動の感想ではなく,その活動を通して「子どもならこんなことを学ぶだろうな」「自分だったらこうするなぁ」といった「学び」を意識した記述を期待します。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書『小学校学習指導要領解説 図画工作編』 文部科学省 日本文教出版社 2008
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

毎回の授業シート(授業内容を省察することを目的としたワークシート)を含むポートフォリオ(90%)と、受講姿勢(10%)から総合的に評価します。授業シートは受講者が用意するファイルに入れて行ってください。
全体の中間の授業時(7〜8回目)と最終に授業者へ提出し評価を受けてください。最終的な成績評価は最終提出時の内容で行います。中間の提出は受講者の学習内容チェックのみです。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1オリエンテーション(図画工作科の内容と実際)
2造形遊び①(いろみず遊び)とその展開(シャボン玉でできた色と形から)
3身体感覚を意識する遊び①(からだで世界をはかる)とその展開
4造形遊び②(絵の具あそび)とその展開(小麦粉絵の具でフラッグづくり)
5カッターナイフの習得と造形遊び③(塗りつぶし等)、その展開(フロッタージュ)
6造形遊び④(土粘土と出会う)
7身体感覚を意識する遊び②(視覚以外で世界を感じる)とその展開(めかくしマップ)
8造形遊び⑤(土粘土と仲良くなる)とその展開(ひもづくり、たたらづくり)
9鑑賞遊び①(アートゲーム① 色や形を捉える)
10造形遊び⑥(線で遊ぶ)とその展開(線から見えてくる形から)
11工作の活動①(のこぎりと玄翁の習得)とその展開(木の妖精づくり)
12造形遊び⑦(光で遊ぶ)とその展開(ゾートロープ)
13工作の活動②(染めの活動①ハンカチサイズで加工の基本)
14工作の活動③(染めの活動②想いを込めて伝える手ぬぐい染め)
15鑑賞遊び②(アートゲーム② 色や形から物語へ)
16定期試験期間