名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限国際機構論春A名古屋 22長田 こずえWY2333

【授業情報】

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講義概要

本講義では、国際機構〈特に国連)の機能と役割について考察する。国際社会の基本的なアクターである国家と国際機構の関係について学ぶ。そのうえで、世界が直面する個別の課題ごとに、どのような国際機構が存在し、いかなる取り組みをしているのかを検討する。現在の国際情勢のなかで、国際機構の抱える課題と国際機構に期待される役割、日本の役割について考察する。

国際機構の中でも、、国際連合(国連)と国連ファミリーの諸組織を最も大切なアクターとして、紹介していく。 国連やその他の国際機構をそれぞれ、包括的な国際協力のアクターとして捉えて、「グローバル社会が抱えるグローバルな課題に関していかに対応していくか」、そして国際機構の可能性と限界をも一緒に考察していきたい。 国連やその他の国際機構(例:EU, NATO、 ASEANなどの地域的な国際機構や国際的なINGOなど)の組織図と任務はきわめて複雑であるので、多様な角度から勉強する必要がある。

授業の内容としては、国際機構成立の歴史、国連機構・国連本体と専門機関、そして、新たなアクターとしての、INGO(国際NGO)や市民社会、民間企業などの活動と意義を幅広く学ぶ。グローバル規模のレジームとしては、平和構築、人権擁護とジェンダー、人道的支援、環境保護、持続的開発と貧困、などを21世紀における挑戦、可能性として、検証してみたい。

一般市民の文化交流や、企業の社会的責任などを理解することにより、身近な生活の中でも国際協力が出来ることを認識し、身近なものとして国際協力を考えてみたい人、また、将来国際機関で働きたい学生には必須の授業である。

国際機構に関する基礎的な知識を身につけることにより、国際社会の一員として、一般的な国際理解学習をさらにすすめるベースを固め、国際交流活動などに参加出来るようにする。

Diploma Policyの知識・理解におけるグローバル社会における多文化理解の習得を目指す。 また、 Curriculum Policy 共存を前提とした国際協力・支援の現状を学ぶこともゴールとする。



【学習到達目標】

• •国連や国際機構の基礎を理解し、国際機構に関する自分なりの意見を言えるようになる
• •ASEAN, EU, NATOなど、地域的な国際機構の存在に関する知識を養う
• 持続的な国際開発協力の意義とSustainable Development Goals SDGを理解する
• 安全保障と平和構築に関する国連の役割と国際協力に関する基礎知識を身につける
• 国連改革の方向性についての知識を養う
• 国際機構に関する基礎的な英語のボキャブラリーを学ぶ



履修上の注意



毎回の授業に関する詳細な内容は、CSSを使って、アナウンスされるので、よく確認してください。
とりわけ、国際文化学部では学内での学習に加えて現実の社会での活動や、日本の内外で展開されている国際理解・国際交流活動などへの強い関心が求められます。 授業の一環として、2回ほど、国際機構の実践経験者の話を聞く機会も与えられます。 積極的に授業内外の活動に参加してください。 教科書に沿って授業を進めるので、教科書購入は必須です。
この授業は、対面授業と非対面授業を遠隔で実施します。 後者の非対面の遠隔授業は、CCSを活用した基本型授業とTV会議システムTEAMSを併用します。この授業のTEAMSのグループコードは以下のようになっています。

itfg5bh

授業は最初の2回はTEAMでの授業です。



【事前準備学習】

TVの国際ニュースや映画などを見て、国際情勢に精通するようにしてください.。 国際情勢の雑誌などにも目を通してください。 また、英語の基礎学力を英検2級程度に引き上げてください。 毎日2-30分の事前、事後学習が必要です。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『国際機構論 International Organization Theory and Practice』 内田猛男(編集) ミルヴァ書房 2013
その他、授業に必要な教材は、全部CCSの教材ボックスに掲載されます。 この授業は基本的にはぺーパーレスです。 予習復習は、CCSに掲載されたパワーポイントや資料を参考にしてください。教科書は必ず購入してください、必須です。
参考書シラバスに書いてある教科書の章、また、CCSに載せる参考書、電子教科書の資料は必ず予習、復習に使用するように。 この授業は、予習を前提に進めますから、真剣に授業を受けてください。 真剣に勉強したい人向きのコースです。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

授業内での取り組み状況、学期中の参加および学期末の試験の結果を総合的に判断して評価を行います。
出席率は重視します、4回以上の欠席は不可となります。 機構を暗記する必要があるので、試験クイズの結果は重視します。 基本的には、期末試験半分、授業参加半分で評価します。 一番最後の授業に、期末クイズのフィードバックをします。 正解プラス、今後の勉強の方向性を指導します。

可能な限り対面授業、そのた、遠隔授業も駆使します。 対面授業の時は参加と出席をチェック、評価対象としてはレポート、ミニッツペーパーなどの提出と質、期末クイズの成績を総合的に見ます。




【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1オリエンテーション、国際機構とは
2国際機構発展の歴史と発展
3国連システム組織と政策決定
4国連システムと開発 1 基礎 ECOSOCと国連SDGの17の目標
5国連システムと開発 2 発展 UNDPと人間開発に関して
6国際機構実践経験者の体験に触れる 1 国連職員の経験
7ユネスコと文化的国際協力
8ジェンダーと国連
9国連・国際機構と人権擁護
10国際機構実践の経験者の体験に触れる 2 国連パートナーの参加
11平和と安全保障 安全保障理事会とPKO
12国連のパートナシップと新しいアクター NGOと民間企業
13国連改革の課題と国連事務局の役割:国連の仕事 + 国連改革の必要性
14地域的、または、機能的な国際機構の役割 (EU, NATO, ASEAN, AU, LAS,OECDなど)
15国際機構に関するREVIEW + 私にとっての国際機構の課題
16定期試験期間