名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
1限国際協力論秋A名古屋 22長田 こずえWY2102

【授業情報】

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講義概要


TEAMS code hzj0jy3

世界的な経済格差や貧困問題を鑑み、国際的な協力が必要と考えられる。まず、国際協力とは何か、定義を考える。次いで、世界における格差・貧困、南北問題、グローバリゼーション、自分との関わりに触れ、国際協力の必要性を考える。次いで、様々な取り組みとして、国連、日本政府、民間団体による国際協力を考察する。

この国際協力の授業においては、国際協力の中でも一番規模の大きな、国際開発協力を中心に、平和維持、文化と国際協力、開発と人権に関する問題、環境問題などを幅広く学び、国際協力に対する基礎的な知識と心構えを身につけることを目的とする。いわゆる、国際協力の基礎を学ぶためのコースである。

「グローバル時代に生きる地球市民の一員として、我々が、どのように国際協力に貢献することが出来るか」を考察し、 また、 地球規模の課題を解決するためのアクターについても焦点を当てたい。 アクターとしては、国家(中央政府)や、JICAなどのODA機関、外交だけではなく、ユニセフやユネスコなどの国連ファミリー、NGOなどの市民社会、 プライベートセクター(いわゆる私企業)、地方自治体やコミュニティーなどが参加している、いろいろな形態の国際協力についても、21世紀を担う国際協力の参加者として、取り扱うことにする。 

将来、学生諸君が、それぞれの国際協力や国際関係における専門分野を選択する前の、一般的な知識を得るための必須教養の授業として、国際協力の論点と視点を提供するためのコースであると理解してもらいたい。

国際協力、国際援助に関する基礎的な知識を身につけることにより、国際社会の一員として、一般的な国際理解学習をさらにすすめるベースを固め、国際交流活動などに参加出来るようにする。Diploma Policyの知識・理解におけるグローバル社会における多文化理解の習得を目指す。 また、 Curriculum Policy 共存を前提とした国際協力・支援の現状を学ぶこともゴールとする。




【学習到達目標】

• 国際協力の基礎を理解し、国際協力に関する自分なりの意見を言えるようになる
• グローバライゼーションにおける、政府援助団体、国際連合、市民社会、企業などの国際協力の担い手に関する基本的な知識を身につける
• 国際文化協力とユネスコの活動を理解する
• 持続的な国際開発協力の意義とSustainable Development Goals SDGを理解する
• 安全保障と平和構築に関する国連の役割と国際協力に関する基礎知識を身につける



履修上の注意

毎回の授業に関する詳細な内容は、CSSなどにおいてアナウンスされるので、よく確認してください。
とりわけ、国際文化学部では学内での学習に加えて現実の社会での活動や、日本の内外で展開されている国際理解・国際交流活動などへの強い関心が求められます。 授業の一環としても、3回ほど、国際協力の実践家の話を聞く機会も与えられます。 積極的に授業内外の活動に参加してください。



【事前準備学習】

生活習慣を整えて、毎回、積極的かつ元気にこの授業に臨めるよう準備してください。 普段からTVやインターネットなどで国際ニュースを見て、国際情勢に精通してください。 出席率や重視、授業中の私語や雑音は避けてください。 私語は絶対に認めません。 受講後には予習が必要です。 教科書を読んで、予習復習してください。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『国際協力のレッスン 地球市民の国際協力入門』 牧田東一 学陽書房 2013年
その他、授業に必要な教材は、全部CCSの教材ボックスに掲載されます。 この授業は基本的にはペーパーレスです。 予習復習は、CCSに掲載されたパワーポイントや資料を参考にしてください。教科書は必ず購入してください、必須です。 教科書は一生の財産です、大切に扱ってください。
参考書『国連 持続的な開発―我々が望む世界 2016-2030年』 国際連合 国際連合 2015年
余裕のある学生は上記の参考書も購入して、読みこなすと、授業の内容がさらにわかりやすくなるでしょう。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

 授業内での取り組み状況、学期中の参加および学期末の試験の結果を総合的に判断して評価を行います。出席率は重視します、4回以上の欠席は不可となります。 期末試験5割、出席率3割、授業中の参加3割をベースに判断します。 国際NEWSを見る時間も含め、ゼミなどを最大限度利用して、期末試験のフィードバックを伝えます。また、個人的にアポを通してフィードバックをすることも可能です。

可能な限り対面授業、そのた、遠隔授業も駆使します。 対面授業の時は参加と出席をチェック、評価対象としてはレポート、ミニッツペーパーなどの提出と質、期末クイズの成績を総合的に見ます。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1オリエンテーション、国際協力とは
2国際協力: 国際開発、人権、平和と安全、文化に関する21世紀の協力についての基礎
3グローバルガバナンス & 国際連合と国際協力
4国際開発の国際協力 - 人間開発と社会開発
5国際開発の国際協力 人権に基づく開発 人権、ジェンダー、子供
6開発実践(開発ワーカの実践の体験に触れる 1 日本のODA/JICA経験者
7国際協力:文化協力とユネスコの意義
8国際開発分野の国際協力 - 持続可能な開発 国連のMDG & SDGに関するレッスン基礎
9国際開発分野の国際協力 - 持続可能な開発 国連のSDGに関する レッスン発展
10開発実践(開発ワーカの実践の体験に触れる 2 NGO経験者
11市民社会と国際協力―NGOの活動
12フェアートレードと企業の社会的責任
13平和構築 平和と安全に関する協力 -平和分野における国連の役割
14平和構築 平和と安全に関する協力 –難民に関する問題
15平和構築 ―実践に触れる 3 難民申請者の声を聞く
16定期試験期間