【講義概要】
学校教育の主要な柱である生徒指導と進路指導の実践的な理論と実践について学ぶ。これまで自身が児童・生徒として受けてきた教育の体験をもとに,新しい視点=指導する立場に立って,原理に基づき,生徒・進路の指導にあたるための基礎知識を学習することを目的としている。
まず,生徒指導の教育的意義と課題はどのようなものであるか,どんな特色があるのか,従来の学校教育ではどのような考え方をしており,これからどうしていくべきかなどについてしっかり学ぶ。 それとともに生徒の進路指導の原理と実践に関しても理解を深める。生徒の社会参加の支援・指導につながる正しい理解が,今日ほど求められている時代はない。この状況を踏まえ,生徒理解とは一体何なのか,進路指導の困難点とその解決法を深く理解してもらいたい。そしてこの学習を通して,真の指導とは生徒が「知ることを学ぶ・為すことを学ぶ・共に生きることを学ぶ・人間として生きることを学ぶ」ことを確信できるようにする。
【学習到達目標】
(1)生徒指導実践の教育的意義と理論について理解する
(2)具体的実践として学級経営や教科指導の進め方等を理解する
(3)進路指導実践の理論と実践について理解する
(4)勤労・職業観の積極的に形成する場と方法について理解する
(5)進路指導実践の学校体制や実践展開について理解する
【履修上の注意】
生徒指導に関するワークを多く取り入れた授業を展開するので、ディスカッションやデモンストレーションへ積極的に参加すること。
授業内で他の学生の迷惑となる行為(私語、携帯電話等の使用等)が見られた場合には、退席等も含め、厳しく対応する予定。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『生徒指導提要』 文部科学省 教育図書 2010 『よくわかる生徒指導・キャリア教育』 小泉令三編著 ミネルヴァ書房 2010 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業の発言や参加態度、小レポート、小テストなど、総合的に判断し、評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 第1回:生徒指導の教育的意義と課題 | |
2 | 第2回:生徒指導の原理と理論 | |
3 | 第3回:児童・生徒理解の進め方 | |
4 | 第4回:学級経営 | |
5 | 第5回:教科指導と生徒指導 | |
6 | 第6回:生徒指導実践における教師像と研修 | |
7 | 第7回:特別教育活動との関連 | |
8 | 第8回:学校の生徒指導の体制 | |
9 | 第9回:進路指導の意義と課題 | |
10 | 第10回:自己の発見と自我同一性の確立 | |
11 | 第11回:就労観・職業観 | |
12 | 第12回:進路指導の実践と学校体制 | |
13 | 第13回:職業体験・インターンシップ | |
14 | 第14回:地域との関係の緊密化 | |
15 | 第15回:進路指導の実践展開 | |
16 | 第16回:定期試験期間 | |