名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
1限宗教人類学春A名古屋 21宮坂 清WY1309

【授業情報】

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講義概要

本講義では、人類にとっての世界観の問題を取り上げる。人類は自分たちが生きている世界をどのように認知、あるいは想像しているのかについて考えていく。まず身近な事例を通して私たちが世界に向けるまなざしのあり方を問い、次に人類がその世界観を社会のなかで宗教として表象してきた過程を概観し、次いで人類が世界の外側へ向けるまなざしについてケガレ、死、シャーマニズムといったテーマを介して考察を深め、最後に人類学のフィールド・データに基づき総合的な考察を行う。
本講義は、国際文化学部ディプロマポリシーの「知識・理解」における、「日本および世界の各地域の文化・歴史・社会・政治・経済などを学び、グローバル社会における多文化理解を身に付けること」を目的とする。



【学習到達目標】

・宗教人類学が蓄積してきた、人類の世界観のあり方を理解するための方法を身につける。
・人類の世界観に共通してみられるテーマに注目し、文化の隔たりを越えた人類の理解ができるようになる。



履修上の注意

・非対面授業は、CCSを活用した基本型授業(教材提示・課題提出)で実施する。講義ノートを参照しつつ授業動画を閲覧し、課題をCCSのミニッツペーパーで提出する。
■手順
① 授業ページにある「教材ボックス」に記されたURLをクリックする。OneDriveのページが開いたら、そこにある授業回数名のフォルダを開く。講義を収録した動画と講義ノートが格納されている。
② 動画をブラウザで再生して講義を視聴する。
③ 講義のなかで示されたミニッツペーパー課題に解答する。ミニッツペーパーの提出期限は、講義終了の2日後。

・対面授業の際は学生証がリーダーにかざされた記録がある場合に出席とし、非対面授業の際はミニッツペーパーの提出がなされた場合に出席とする。
・出席回数が総授業回数の3分の2に満たない場合は「失格」とする。
(2021/4/10更新)



【事前準備学習】

・授業で学んだことを次の授業までに復習すること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書指定しない。
参考書指定しない。授業のなかで適宜紹介する。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

学期末レポート40%、授業内課題40%、授業への意欲20%、の配分で評価する。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1オリエンテーション:講義内容・評価方法について
2人類と文化(1):環境と文化
3人類と文化(2):人の行動と文化
4人類と文化(3):人は世界をどう見ているのか
5人類の歩みと宗教(1):認知革命と集団的想像力
6人類の歩みと宗教(2):狩猟採集生活とアニミズム
7人類の歩みと宗教(3):農業革命と世界宗教
8人類の歩みと宗教(4):近代化と宗教
9宗教的世界観(1):境界性とケガレ
10宗教的世界観(2):死者のゆくえ
11宗教的世界観(3):シャーマニズム
12宗教的世界観(4):宗教と政治
13フィールドから(1):ラダックの自然と人々の暮らし
14フィールドから(2):シャーマンによる治病儀礼と民俗信仰
15フィールドから(3):チベット仏教ナショナリズムと宗教対立
16定期試験期間