名古屋学院大学シラバス


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シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
2限証券市場論通年名古屋 42姜 喜永CT2337
2限証券市場論通年名古屋 42姜 喜永CT2337

【授業情報】

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講義概要

[春]
 証券市場は、公共部門と企業に対して長期的な安定資金の調達を可能にし、個人または法人投資家にとっては金融資産を運用できる場を提供している。そのような証券市場の経済的機能と構造などを学習することが本講義の目的である。

Ⅰ 国民経済と証券市場
 国民経済における証券市場の役割を経済学、金融論の観点から位置付け、証券制度を企業と家計の立場から考察する。また日本の証券市場の特徴について検討してみる。
Ⅱ 証券制度
 株式と債券の基本的な特性を考察し、また多種類化されたそれぞれの株式と債券の意義、経済的機能などを学習する。
Ⅲ 証券の発行市場
 証券の発行市場の機能、構造などについて概説し、諸目的による株式発行の手続、および各債券の発行手続について学習する。
Ⅳ 証券の流通市場
 流通市場の機能、構造について概説し、取引所市場と店頭市場における証券の売買取引について学習する。
Ⅴ 投資信託
 投資信託の経済的な機能を考察し、日本における投資信託の現状と課題について検討する。

[秋]
 最近の通信・情報技術の発達とともに、証券投資の国際化・自由化がめざましく展開されている。国際化時代において、諸国の資本市場はどのようにグローバル化され、また国際資本市場として機能しているのか。それらを考察することを目的として、以下のようなテーマに沿って講義を進める。
Ⅰ 国際化時代の資本市場
 国際的な証券投資の発展過程について概説し、日本における対日証券投資と対外証券投資がどのように展開されてきたかについて解説する。
Ⅱ 国際的な証券投資機関
 機関投資家と呼ばれている先進主要国の年金基金、証券投資信託、商業銀行、マーチャント・バンク等が、国際的にどのように証券投資を行なっているかについて学習する。
Ⅲ 欧米主要国の資本市場
 アメリカ、イギリス、フランス、ドイツの資本市場の発展過程、構造、現状などについて学習する。
Ⅳ アジア諸国の資本市場
 中国、韓国、台湾、香港、シンガポール、タイ、およびマレーシアの資本市場の発展過程、構造、現状などについて学習する。



【学習到達目標】

[春]
 経済新聞の証券関連の記事が理解できるように、証券の経済的機能、証券市場の構造等に関する知識を習得させる。

[秋]
 国際的な証券投資と、日本との経済交流が盛んである諸国の証券市場のグローバル化について理解を深める。



履修上の注意

[春]
1)本講義の履修後、秋学期に国際資本市場論を履修することが望まれる。
2)その後に、証券投資論、ポートフォリオ・マネジメント論を履修することが理想的である。
3)この授業は、対面(面接)授業と非対面授業を隔週で実施し、非対面授業を
CCSを活用した基本型授業とTV会議システム(Teams等)を併用して実施します。
4)この授業のチーム名は[月2姜]証券市場論21、Teamsの招待コードは、「894h7zg」です。

[秋]
1)証券市場論を履修した後、本講義を履修することが望ましい。
2)本講義を履修した後、証券投資論、ポートフォリオ・マネジメント論を履修することが理想的である。
3)本講義は、教室での対面授業とTeamsを利用する非対面授業を併用して実施します。
1回目(9/20)と2回目(9/27)の授業は非対面授業で、3回目(10/11)の授業からは
隔週で非対面授業を実施する予定です。
4)この授業のチーム名は「[月2姜]国際資本市場論21」、Teamsの招待コードは、「8kh0r13」です。
5)講義ノートはCCSの教材BOXからダウンロードし、課題はCCSのレポートのところへ提出してください。




【事前準備学習】

[春]
指定した教科書を使って予習をすること。

[秋]
指定した教科書等を使って予習をすること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)

[春]
教科書『入門証券論[第3版]』 榊原茂樹・城下賢吾・姜喜永・福田司文・岡村秀夫 有斐閣 2013年
参考書『1からのファイナンス』 榊原茂樹・岡田克彦 中央経済社 2012年
『パーソナル・ファイナンス入門』 榊原茂樹・城下賢吾・姜 喜永・砂川伸幸 中央経済社 2006年
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

[秋]
教科書『入門証券論[第3版]』 榊原茂樹・城下賢吾・姜喜永・福田司文・岡村秀夫 有斐閣 2013年
参考書『図説 アメリカの証券市場』 日本証券経済研究所 日本証券経済研究所 2009年
『図説 ヨーロッパの証券市場』 日本証券経済研究所 日本証券経済研究所 2009年
『図説 アジアの証券市場』 日本証券経済研究所 日本証券経済研究所 2010年
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

[春]
授業中の小テスト100%


[秋]
授業中の小テスト30%、中間試験30%、期末試験40%



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1オリエンテーション、国民経済と証券市場
2証券制度(株式の特性)
3証券制度(株式の種類)
4証券制度(特殊な株式)
5証券制度(債券の特性と種類)
6証券制度(特殊な社債)
7中間試験
8証券の発行市場(会社設立と株式の発行)
9証券の発行市場(増資による株式発行)
10証券の発行市場(債券の発行)
11証券の流通市場(流通市場の形態と構造)
12証券の流通市場(証券取引所の組織と上場制度)
13証券の流通市場(取引所における取引制度)
14証券の流通市場(店頭市場と市場間競争)
15投資信託
16定期試験期間
17オリエンテーション、国際化時代の資本市場(資本市場の発展)
18国際化時代の資本市場(対日証券投資)
19国際化時代の資本市場(対外証券投資)
20国際的な証券投資機関(年金基金等)
21国際的な証券投資機関(投資信託等)
22欧米主要国の資本市場(アメリカ市場の発展)
23欧米主要国の資本市場(アメリカ市場の現状と特徴)
24中間試験
25欧米主要国の資本市場(イギリス)
26欧米主要国の資本市場(ドイツ)
27欧米主要国の資本市場(フランス)
28アジア諸国の資本市場(中国)
29アジア諸国の資本市場(韓国)
30アジア諸国の資本市場(台湾、香港)
31アジア諸国の資本市場(シンガポール、タイ、マレーシア)
32定期試験期間