名古屋学院大学シラバス


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シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
1限(再)キリスト教概説2秋A瀬戸 21髙見 伊三男AC1102

【授業情報】

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講義概要

 キリスト教概説2として、『聖書』における基礎である「旧約聖書」について学んでいきます。
 『聖書』は、まず世界最大の宗教であるキリスト教(キリスト教会やキリスト教主義学校など)の正典です。また世界における永遠にわたるベストセラーまた古典です。さらに、西洋文化の基礎であるだけでなく、近年はアジア、アフリカなどでも急増して読まれています。それゆえ、 『聖書』は“The Book”と呼ばれています。この『聖書』は、「旧約聖書」と「新約聖書」から構成されています。
 秋学期に学ぶ「旧約聖書」は、キリスト教(正典)やユダヤ教(正典)やイスラム教(啓典)といった世界の代表的な一神教において、それぞれに正典また啓典として重視されています。「旧約聖書」は、特にキリスト教においては「新約聖書」(正典)に対して預言と成就、待望と目標といった関係にあります。さまざまな人間関係などにおいて、多様な人生が描写されていますが、全体的に不完全な、破れの多い、身近な人間性が印象的です。
 この講義では、そうした「旧約聖書」から人間性豊かな信仰者たちとその預言・希望について見ていきます。そうして、私達が「旧約聖書」から「新約聖書」へと導かれていかれることを願うものです。そうした「旧約聖書」のすそ野から「新約聖書」の頂点へと…。講義の15回のそれぞれのテーマとしては、下記のとおりです。



【学習到達目標】

 上記の講義概要のごとく、「旧約聖書」における不完全な、、破れの多い、身近な、人間性豊かな信仰者たちを通して、彼らに私達が多少なりとも共感することができるのではないか。さらに、彼らの成就・目標としての「新約聖書」へと導かれることを願います。ともかく、「旧約聖書」の面白さをいくらかでも覚えるようになることを願うものです。
 さらに、、「旧約聖書」の成就・目標としてのイエスにおける教えの代表である本学の建学の精神「敬神愛人」について最後に確認します。



履修上の注意

〇秋学期の授業について(キリスト教概説2)
・新型コロナ感染対策として、対面授業と非対面授業の両方を行う。
・非対面授業は、9/24(金)→10/1(金)。
・非対面授業は、毎回CCSの教材BOXの資料(その日の始から)を通して各自で学修し、そ
  の要約をMinute Paperで返信:200-400字の要約:各授業日終日までに提出。
・対面授業は、10/15(金)から毎週。毎回、授業用のプリントを配布。
・対面授業は、新型コロナ感染防止として、マスク・手の消毒・換気などを心がける。
・対面の場合、座席指定となる(前・横の表で確認)。
・その他の詳細は、シラバス(別の欄参照)などを参照。
 



【事前準備学習】

 『聖書』の中の「旧約聖書」に多少なりとも読んで親しむようにしておいて下さい。しかし、「旧約聖書」は39巻もあって分厚いものなので(最初から最後まで一気に読むと案外面白いものですが)、その中から特に、講義で取り上げる「創世記」「出エジプト記」「サムエル記上・下」「イザヤ書」「ヨナ書」「詩編」「ヨブ記」などにはできるだけ目を通しておくと、より面白味が持てます。
 また、 上記のように『聖書』は“The Book”と呼ばれていて「本の王様」ですので、大学時代だけでなく生涯をとおして愛読していってください。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『聖書-新共同訳(ハンディバイブル)-(本学のキリスト教講義で共通)』 日本聖書協会
 上記の『聖書』は、私のすべてのキリスト教についての授業において共通の教科書です。各自が毎回必ず用意して下さい。
参考書『聖書の世界-総解説-』 木田・土岐 他 自由国民社
『2021スタンダード基礎セミナー』 名古屋学院大学基礎セミナー検討会編 名古屋学院大学 2021年
『NGU HANDBOOK 2021』 NAGOYA GAKUIN UNIVERSITY 名古屋学院大学 2021年
 『聖書の世界』は、考古学や芸術(美術・音楽)、諸宗教関係史や論争史、各書のダイジェスト等を通して、多角的・総括的に解説しています。  『2021スタンダード基礎セミナー』(名古屋学院大学基礎セミナー検討会)や『NGU HANDBOOK 2021』(NAGOYA GAKUIN UNIVERSITY)や本学HPには、本学の基本的精神である「敬神愛人」や「幽玄啓明」などについての紹介が載っています。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

平常点(対面・非対面とも3点/回×15回=45点、ただし非対面の場合毎回資料の要約をMinute Paperで返信:200-400字要約:各授業日終日までに提出)+チャペルアワー(瀬戸・金曜13:00-13:30、ただし9/20-10/5間は本学HPのYouTube火曜13:00以降配信:Minute Paperの感想で確認:100-200字:2回目以上は上書き・再提出:いずれも3点ずつ加点)+聖書朗読・質問正解他(2点ずつ加点)+日本基督(キリスト)教団諸教会の日曜礼拝(3点ずつ加点:「教会週報」をもらって送信して確認:CCSの「メール」で送信)+定期期末レポート試験(50点)=合計点。



【講義テーマ】

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1聖書および旧約聖書の概要
2天地の創造ー神の恵みと有限ー
3アダムとエバ-最初の人間・結婚と原罪-
4アブラハム-信仰の父ー
5「十戒」①(前編の鑑賞)
6「十戒」②(後編の鑑賞)
7モーセ-旧約の律法の仲介者-
8ダビデ-旧約の最大の王-
9イザヤ-旧約の最大の預言者-
10詩編ー賛美・信仰・預言の詩歌ー
11ヨブ記ー苦難の信仰者ー
12旧約聖書と新約聖書⑴―預言と成就
13旧約聖書と新約聖書⑵―待望と成就
14旧約聖書と新約聖書⑶―目標と成就
15まとめおよび本学の建学の精神「敬神愛人」
16定期試験期間(レポート提出)