名古屋学院大学シラバス


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【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限【教養】世界史秋A名古屋 21吉田 達矢AW1302

【授業情報】

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講義概要

 現代世界の問題の多くは近代に起因しており、また近代以降に「世界の一体化」は進展していった。このため、世界の近現代史を学ぶことは現代世界の諸問題を考えるために必要である。
 アジアやアフリカの場合も、「世界の一体化」とは無縁な独自の歴史を展開していたわけではなく、19世紀以降ほかの地域(特にヨーロッパ)との関係は深くなっていった。ただし、それは単なるヨーロッパ諸国への従属化(植民地化)ではなく、「世界の一体化」や「近代化(西洋化)」への様々な対応がみられた。
 以上を踏まえ、本講義はアジアとアフリカの19世紀以降の歴史について主に考察し、他地域(ヨーロッパなど)の動向との関連についても述べていく。なお、状況によって、各回の内容や順序は多少変更することがある。
 受講者は、世界の歴史を学ぶ意義を考えてもらうと同時に、グローバリゼーションなど現代世界の諸問題に対する問題意識を持って履修してもらいたい。
 本講義は、本学が掲げるディプロマ・ポリシー【知識・技能】のうち「人間、社会、文化、自然等に関する幅広い知識」を身に付けることを主な目的としている。



【学習到達目標】

・19世紀以降現代までのアジア・アフリカの歴史に関する基礎知識の習得。
・グローバリゼーションが進んでいる現代世界の状況や問題点を分析する視点を身に付けることができる。
・世界史の多様な側面を理解する。



履修上の注意

・この授業は、対面(面接)授業と非対面授業を隔週で実施し、非対面授業をCCSを活用した基本型授業(教材提示・課題提出)で実施します。
・講義中の私語・携帯電話(スマートフォン)の使用・飲食・無断退出は厳禁。
・歴史用語や人名の暗記が目的ではない。世界の歴史の流れ、特に現代アジア・アフリカ情勢の歴史的背景を理解するように努めてほしい。
・日本の歴史や社会との比較を常に念頭において受講すること。
・他の注意事項はガイダンスで説明。



【事前準備学習】

【事前学習】
・専門的な知識は必要としないが、中学や高校で習った世界史の内容をできるだけ復習しておくことが望ましい。
・アジアやアフリカの地理に関しても世界地図などで事前に確認しておくこと。

【事後学習】
・各回で言及した内容のなかで、興味がわいた事柄については教員に質問したり、自分で文献を読んだりするなどして積極的に調べていくこと。
・何回か出す「復習テスト」の問題のなかで、正解が分からなかったものについては、自分で調べて正解を確認しておくこと。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書なし
参考書参考文献は適宜、講義中に紹介する。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

平常点(課題、授業態度など):40%、試験:60%による総合評価。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1ガイダンス:講義の概要と注意点に関する説明
2世界史のみかた:近代世界システム論、グローバル・ヒストリーなどについて
3近代直前(18世紀後半)のアジア・アフリカ
419世紀前半のアジア・アフリカ(1):オスマン帝国、エジプト、イラン、中央アジアなど
519世紀前半のアジア・アフリカ(2):東アジア、東南アジア、南アジアなど
6帝国主義時代のアジア・アフリカ(1):オスマン帝国、エジプト、イランなど
7帝国主義時代のアジア・アフリカ(2):アフリカ
8課題のフィードバック、帝国主義時代のアジア・アフリカ(3):南アジア、東南アジア
9課題のフィードバック、帝国主義時代のアジア・アフリカ(4):中央アジア、東アジアなど
10第一次世界大戦~第二次世界大戦までのアジア・アフリカ
11課題のフィードバック、戦前の日本におけるイスラーム
12冷戦期のアジア・アフリカ
13課題のフィードバック、冷戦終結後のアジア・アフリカ
14現在・これからのアジア・アフリカの課題(1):東アジア、東南アジア、南アジアなど
15課題のフィードバック、現在・これからのアジア・アフリカの課題(2):「アラブの春」、アフリカなど
16定期試験期間