名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限法人税法秋A名古屋 23上田 幸則CT3310

【授業情報】

表示する



講義概要

 本講義は、法人税制度の基礎的な仕組みや考え方の理解を目的とする。そのためまず、税制度全体を概観し、そこから法人税の適用対象となる法人について学習するところから始める。講義内容は会計が税とどのように関連しているのかを中心として、講義を進める。したがって、会計学の基礎的な知識は要求される。とはいえ、本講義において財務会計領域の概説も必要な部分は適宜含めて進行する。また、税と会計のそれぞれの目的や機能の相違について理解できるよう、具体的な計算方法や理論的背景なども扱う。



【学習到達目標】

法人税についての基礎を、会計との比較から理解し、現状の課題を国際的な情勢もふまえて捉えることである。また、国家の他の財源である消費税や所得税との関連の視点も入れた上で、将来的に法人税はどうあるべきか(たとえば増やすべき・減らすべき)についての持論を展開できるようになることである。



履修上の注意

・遠隔授業週はCCSを活用した基本型授業とTV会議システム(Teams等)を併用して実施します。
 ただし、諸般の事情により、必要に応じて授業実施方法について変更する場合があります。
・授業内容は資格試験勉強には考え方のベースとして役立つことはあると考えているが、直接税理士試験問題等は扱わない。資格対応の問題演習を中心とした授業ではなく、基礎概念を中心に扱うものである。
・このチームコードを入力して下さい【a1m8b9n】



【事前準備学習】

・商学部における学習内容(とりわけ会計学)との関連事項からのアプローチによる内容を扱います。そのため、会計学入門の内容もある程度把握しておくこと。
・(法人)税について、広く納税者としての法人、その納税を助ける税理士、徴税に関わる国税専門官、といった人の役割や責務についても関心を持って頂きたい。
・国の財源に関わる税が、国内の事情だけではなく国際的な状況により影響を受ける仕組みについても関心を広げて頂きたい。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書『会計利益と課税所得』 永田守男 森山書店 2008年
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

・試験(まとめのテスト)および授業への取り組みの姿勢を総合的に評価する
・最終講義時に試験を行う予定(変更の可能性はあります)
・最終の試験が成績評価には大きく影響しますが、平常点も評価対象に含まれます



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1イントロダクション
2わが国の国家財政
3法律用語の確認
4法人の種類と法人税率
5法人税と課税根拠
6わが国の伝統的な会計制度とトライアングル体制
7会計利益と課税所得
8法人税額の算定
9財務会計と税務会計の会計目的
10国税専門官
11世界各国の法人税率
12米国における税務会計と財務会計の関係性①1950年代から1980年代
13米国における税務会計と財務会計の関係性②エンロン事件における問題
14タックスヘイブン・タックスシェルター
15まとめ
16定期試験期間