【講義概要】
スポーツ生理学は、ヒトが運動を行った際の生体の反応や機能および適応能力について系統的に究明し、その法則性を学習するものである。具体的には、筋の組成や代謝、呼吸・循環系、神経系等がどのように関わり、運動時に身体が機能しているか、さらにそれぞれの組織が短期的・長期的にどのように適応しているか、そのメカニズムを科学的に理解することを通してヒトのパフォーマンスやトレーニング効果さらに生涯スポーツの意義を考える。
【学習到達目標】
運動時における、骨格、筋、循環、呼吸、神経系等の関わり合い、そして、それぞれの組織の変化と適応の基本的なメカニズムについて安静時とどのように違うかを科学的に理解する。
【履修上の注意】
出席は70%以上を必須とします。
【事前準備学習】
前回の授業の復習、特にキーワードおよび授業のポイントについて理解しておくこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『スポーツ生理学』 冨樫 健二 編 化学同人 2013 |
参考書 | 『ランナーのエネルギーと持久力』 佐藤祐造 監訳 杏林出版 1990 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
本試験80%、レポート+小テスト・レポート20%
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 骨格筋の構造と機能 | |
2 | 筋のタイプと特性 | |
3 | 呼吸と運動 | |
4 | 運動時の心臓・循環系の変化 | |
5 | VO2max と Mets | |
6 | 運動時のエネルギー代謝(糖質・脂質) | |
7 | 運動時のエネルギー代謝(脂質・たんぱく質) | |
8 | 運動時のエネルギー代謝(乳酸) | |
9 | 運動中における乳酸の代謝 | |
10 | マラソンの生理学 | |
11 | 運動時おけるホルモンの動態 | |
12 | 運動時における脳・神経系の働き | |
13 | 運動と免疫 | |
14 | 異常環境におけるスポーツ(暑熱環境・高所環境) | |
15 | 体温調節とスポーツ(寒冷環境・高圧環境) | |
16 | 定期試験期間 | |