名古屋学院大学シラバス


                シラバス

シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
3限データ表現技法秋A名古屋 21児島 (インストラクター1)EK1305

【授業情報】

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講義概要

 社会科学(経済学・社会学など)の学習では、頻繁に数値テータやグラフと遭遇します。客観的なエビデンスに基づいて説明するには、正確なデータ・適切なグラフは不可欠です。数値データをグラフとして表現する手法を学習すれば、専門教科で示されるグラフの理解が容易になります。また、ゼミナールの研究発表で適切なグラフを用いれば、発表内容の説得力が著しく向上します。このようにグラフに関する学習(データ表現)とパソコン実習(技法)を同時に学ぶことが、この講義の主題です。

 具体的には、表計算ソフトMicrosoft Excelを利用し、データ集計・計算方法からグラフの適切な描画方法までを扱います。Excelには多種多様なグラフが用意されていますが、データの種類によって適切なグラフを選択する必要があります。さらに、説明力のあるグラフにするには、グラフ要素の編集に気を配らなくてはなりません。Powerpointでグラフを示す際に、聴衆が見やすく理解しやすいグラフにする高い編集能力が求められます。受講生全員のスキルを確実に向上させるため、反転授業で実施します。

 本科目は「情報処理基礎」修了程度の技能や知識を持つ学生を対象としています。毎回の授業は実習形式ですが、単なるExcel操作に終始せず、表計算ソフトの仕組みを理解すること、さらに効率的な操作法を考えることを狙いとします。そのためCCSの自学自習に用意された練習問題から基礎的知識を学びます。あわせて、Webでのイベントである「名証株式投資コンテスト」に参加し、日頃から株価などの経済データやグラフに触れるようにします。

 本講義は、学部専門の学習内容を学習する上で必要となる基礎的スキルにターゲットを絞ります。経済学部のディプロマ・ポリシーのうち【知識・技能】「文献資料やデータを収集し、適切に処理する力」を養うことを主な目的としています。



【学習到達目標】

毎回、積極的な姿勢で受講できる。
実習や小テストにおいて、十分な準備や復習ができる。
独力でExcelによるグラフ作成ができる。
グラフ表現として必要な知識(データ系列・軸ラベル・凡例など)を確実に修得できる。
見栄えのよい、美しいグラフや表を作成できる。
Excelでのデータ処理に慣れることができる。
なお、詳細な達成項目は「ルーブリック20」を参照してください。



履修上の注意

CCSを活用した基本型授業(教材提示・課題提出)とTeamsを併用して実施します。

反転授業なので、必ず毎回、予習をした上で授業に臨んでください。
授業内容のビデオを視聴し、各自課題に取り組み課題を提出します。
同期型授業(Teams・対面)では、予習課題の解説や演習問題・確認テストなどを行います。

なお、パソコンの実習科目なのでクラスは少人数で構成されます。授業にはノートパソコン一式(本体・電源アダプタなど)が必要です。インストラクターによる丁寧な指導のもとで、CCSの教育支援システム(レポート・MinutePaper・授業理解度調査・自学自習・小テストなど)を利用します。



【事前準備学習】

A 予習
  授業前(遅くとも5日前)にCCSから学修範囲と課題が提示される
  早めに課題をすべて終え、CCSへ回答(期限を厳守)
B 復習
  授業での課題をCCSに回答(期限を厳守)



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書『伝わるデザインの基本 増補3訂版 よい資料を作るためのレイアウトのルール』 高橋佑磨, 片山なつ 技術評論社 2021
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

詳細は、ルーブリックによる。
1) 授業態度(出席状況を含む)およびCCSでの課題提出状況
2) CCSによる自学自習と複数回の小テスト
3) タイピング技能(最低基準をクリアすること)
4) 総合演習課題
5) 遅れてしまった受講生のフォロー



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1ガイダンス動画/授業準備 ルーブリック20の確認(1)
2グラフの元データ表と編集 簡単な計算
3グラフの要素確認と編集 Webコンテストの登録https://www.nagoya-stock-exchange.com/
4データ計算と条件分け グラフ要素と編集
5データの計算と条件分け グラフの編集
6データの計算と条件分け グラフの編集 応用例題:ヒストグラム
7複合グラフ(2軸グラフ) 応用例題:3Dグラフ
8数式のグラフ化 応用例題:散布図
9統計値の表示 応用例題:箱ひげ図 ルーブリック20の確認(2)
10地図情報(GIS) プレゼンでのグラフ利用:系列のアニメーション
11特殊データのグラフ化 応用例題:株価チャート
12社会科学で利用するデータ  応用例題:人口ピラミッド
13CSVからのグラフ作成:日経平均株価 応用例題:CSV為替(軸の反転)http://www2.ngu.ac.jp/economic300/index.html
14グラフの総合演習「チャレンジ10」  ルーブリック20の確認(3)
15「チャレンジ10」のFeedback 授業の振り返り
16定期試験期間(到達度の確認:ルーブリック20から自己評価)