【講義概要】
国際化、グローバル化がますます進む現在、開発、環境、貧困、飢餓、人権、戦争・紛争、労働、女性、子どもの問題は、一国内にとどまらない地球的問題(グローバル・イシュー)であり、国際的に協力して取り組むことが必要となっています。
このような地球的問題に国家、企業、市民社会などが取り組んでいますが、NPO・NGO論では、国家や企業の利益に縛られず、問題解決に取り組む存在として注目されているNPO(非営利組織)やNGO(非政府組織)について紹介します。
NPO・NGOの歴史、その役割と課題を、実際の活動を通じて学びます。海外や名古屋を拠点に活動をつづけてこられたゲストスピーカーにお話しいただく予定です。
※COC地域志向科目
【学習到達目標】
・地球的問題を学び、国際協力の必要性を理解する。
・NPO・NGOによる国際協力の特徴、国際機関・政府、企業による国際協力の違いを理解する。
・自身ができる国際協力をイメージする。
【履修上の注意】
将来、国際協力に携わりたいと考えている学生だけでなく、世界のさまざまな問題に対してどのような試行錯誤が重ねられてきたのかを知ることで、新たな価値観や知見、問題解決能力を身につけたいと考えている学生は、ぜひ履修ください。
この授業は、対面(面接)授業と非対面授業を隔週で実施し、非対面授業を、アプリケーションによるTV会議システムを使用して実施します。初回授業までに必ずMicrosoft Teamsの授業用チームに参加してください。
Teamsの招待コード:7jv426y
【事前準備学習】
・国際協力に携わる民間団体の活動やボランティア活動について、つねに新聞やテレビなどで情報の収集に努めること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 授業中に適宜指示する。 |
参考書 | 授業中に適宜指示する。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
リアクションペーパーなど授業期間中の課題(60%)、期末レポート(40%)
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | わたしたちの住む世界を理解する | |
2 | ワークショップ「世界一大きな授業」 | |
3 | 国際協力の歴史 | |
4 | 豊かさとはなにか〜開発の意味を考える〜 | |
5 | 国がおこなう開発協力〜政府開発援助(ODA)〜 | |
6 | 開発による環境社会問題とNGOの政策提言活動 | |
7 | 貧困解決に取り組むNGO | |
8 | 映画鑑賞 | |
9 | グローバル化と反「搾取工場」運動 | |
10 | 公正な貿易に挑戦するNGO | |
11 | 戦争・紛争地で平和を模索するNGO | |
12 | 名古屋で活動する①外国人支援 | |
13 | 名古屋で活動する②DV被害者 | |
14 | NPO・NGOの意義と課題 | |
15 | まとめ〜国際協力を問い直す〜 | |
16 | 定期試験期間 | |