【講義概要】
文化人類学は、人類のさまざまな営みをとおして「人類とは何か」を考える学問である。本講義では、まず文化人類学の基礎を学び、続いて人間の社会、次いで経済を取り上げ、それらを文化人類学的にみる方法を学んでゆく。映像資料を活用し、わかりやすい講義を目指す。
本講義は、本学ディプロマポリシーの「知識・技能」における、「人間、社会、文化、自然等に関する幅広い知識を身に付け」ることを目的とする。
[受講要領]
・この講義は、当面のあいだ遠隔講義方式で実施します。受講の仕方は、講義が収録された映像を視聴し、最後にミニッツペーパーを提出するという形式です。理解の助けとなるよう、空欄補充式の講義ノートも配布します。その他、期末に、まとめレポートを提出していただきます。
・毎回、講義の開始時刻までに講義に用いるファイルがアップロードされます。受講にあたっては、パソコンをインターネットに接続し、CCSを経由して講義に用いるファイルを再生してください。必ずしもその時刻に受講し始める必要はありません、都合のよい時間に受講してください。
・第2回講義以降、講義中にミニッツペーパーのテーマが示されますので、CCSのミニッツペーパー機能を使用して解答・提出してください。提出締切は、講義終了の3日後とします。ミニッツペーパーの提出をもって「出席」とみなしますので、必ず提出してください。
【学習到達目標】
・人類文化の複雑な状況を読み解くための、文化人類学的な思考力の基礎をつくることを目標とする。
【履修上の注意】
・出席回数が総授業回数の3分の2に満たない場合は「失格」とする。出席回数は、ミニッツペーパーの提出回数とレポート提出回数を合算したものとする。なお第1回のミニッツペーパーは全員が提出したものとして換算する。
・期末に、まとめレポートを提出してもらう。詳細は講義のなかで指示する。
[受講手順]
① CCS授業ページにある「教材ボックス」に記されたURLをクリックします。OneDriveのページが開きますので、さらにそこにある授業の回数名(「第1回」など)のついたフォルダを開きます。A講義ノート、B講義を収録した動画、の2種類のファイルが格納されています。
② Bをブラウザで再生して講義を視聴します。
③ 講義のなかで示されたミニッツペーパーに解答します。CCS授業ページにある「ミニッツペーパー」に文章を記入して提出します。ミニッツペーパーの提出期限は、講義終了の3日後です。
【事前準備学習】
・指示された参考書に事前に目を通しておくこと。
・授業で学んだことを次の授業までに復習すること。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 特に指定しない。 |
参考書 | 『よくわかる文化人類学』 綾部恒雄、桑山敬己編 ミネルヴァ書房 2010年 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
・ミニッツペーパー (60%)、期末レポート(40%)により評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション:講義内容・評価方法について | |
2 | 文化人類学の基礎(1):人類の来た道 | |
3 | 文化人類学の基礎(2):言語獲得と文化 | |
4 | 文化人類学の基礎(3):人種とはなにか | |
5 | 文化人類学の基礎(4):民族とはなにか | |
6 | 文化人類学の基礎(5):言語の盛衰と民族文化 | |
7 | 文化人類学の基礎(6):宗教文化と民族 | |
8 | 人類と社会(1):生殖と社会 | |
9 | 人類と社会(2):婚姻と社会 | |
10 | 人類と社会(3):親族の理論 | |
11 | 人類と社会(4):現代社会の性と生殖 | |
12 | 人類と経済(1):交換 | |
13 | 人類と経済(2):市場経済と伝統経済 | |
14 | 人類と経済(3):贈与 | |
15 | まとめレポート | |
16 | 定期試験期間 | |