名古屋学院大学シラバス


                シラバス

演習指導概要 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限研究演習通年瀬戸 23近藤 良享SH3101
5限研究演習通年瀬戸 23近藤 良享SH3101

【授業情報】

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主題

フェアプレイ・スポーツマンシップとは何かを明らかにする。
例えば、(1)弱点を攻めるのは卑怯で、スポーツマンシップに反する、(2)できるだけは弱点を攻めずに勝つのが競技者としてベストだ、(3)競技者は勝利のために積極的に弱点を攻めるべきだという意見があるとする(川谷:スポーツ倫理学講義)。
いずれの意見が論理的に正しいかを考察していく過程で、「スポーツとは何か」という原理的問いが立てられる。
様々な意見の分岐点がスポーツの内在的価値と外在的価値への傾倒になることを理解する。



指導方針概要

科学研究は、私たちを取り巻くさまざま事象に関して、その成り立ちや理由について真理をとらえて解明したいという、知的な好奇心や探究心からもたらされる活動と言われている(日本学術振興会:科学の健全な発展のために)。

この研究演習も同一の路線にある。現代社会における体育やスポーツの問題事例について、その原因、理由について解明したいという好奇心や探究心がベースになっている。

そこで、この授業では、まず、課題の抽出作業を行う。新聞、メディア報道、専門雑誌などから問題事例を抽出する。次に、問題事例に関連した資料、文献収集する。さらには自身のアプローチ(研究視座)から問題事例を考察し、結論を出す。

春学期はグループに分かれて課題を設定して共同の作業を行い、秋学期は個々人の課題に沿って作業が展開される。春学期も秋学期も、研究成果をプレゼンテーションする機会を設ける。

この研究演習は卒業論文の準備段階とする。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト『改訂スポーツ倫理』 近藤良享 不昧堂出版 2019年
『スポーツ倫理の探究』 近藤良享編著 大修館書店 2010年
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

学生に対する希望事項

現代社会における体育・スポーツの課題を知ることがスタートになる。課題解決への挑戦が研究に繋がる。対面授業とTeamsによる遠隔授業の併用によって、積極的な授業参画を希望する。