名古屋学院大学シラバス


                シラバス

演習指導概要 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
6限専門演習(4年)通年名古屋 84児島 完二EK4101
6限専門演習(4年)通年名古屋 84児島 完二EK4101

【授業情報】

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主題

1. 卒業論文の完成: 経済学部のディプロマ・ポリシーの達成

 主体的な学修活動としてゼミナールを進めます。卒業論文の完成という大きな目標を効率的に遂行するために、自己マネジメント能力を養います。ゼミ生の発表の場はサブゼミが中心で、相互のダメ出しから研究内容の改善を行います。経済学部の卒業研究発表会までに研究内容(ストーリー・結論)をPowerpointのスライドに完成させます。その後、発表内容が確実に伝わるよう日本語で論文を執筆します。Officeソフトを駆使して、見事な体裁と些末なミスのない卒業論文に仕上げます。

2. ビジネスパーソンに向けた最終準備: 主体的な学修者に向けて
 □ 目標に向けて計画を立てて、遅滞なく実行する(社会人基礎力の訓練)
 □ ゼミの仲間と励ましながら一緒に努力する(人間力の育成)
 □ 経済学士としての考え方を身につける(学士力の達成)



指導方針概要

 経済演習(4年)のゴールは卒業論文の完成です。きちんとした卒業論文を製作するプロセスから「学士力の達成」を目指します。大学で経済学を学ぶ者として、必要な知識・技術を身につけ、経済学的な考え方を養い、有用な社会人として活躍できるようなレベルまで引き上げます。そのために「ルーブリック(Rubric)」を明示し、これに基づいたゼミ生の能力開発を行ないます。(詳しくは、ルーブリックを参照してください)
 まず、春学期では卒業後の進路指導とともに、論文作成で必要なOfficeソフトの機能を確認します。進路が決定した学生から3年次で決定した研究テーマをさらに深く掘り下げます。新たに調査した内容をPowerpointにまとめ、発表を繰り返し、論理立ったストーリーになるまで指導します。必要となる参考文献や関連データを織り込みながら、研究内容の充実をはかります。問題提起から結論・提言に至るまでのストーリーを完成させます(ロジカルシンキングの養成)。自主的にサブゼミを開催して、互いにダメ出しをすること(クリティカルシンキングの養成)から、研究を深めてください。
 次に、Powerpointでしっかりとした結論・提言に到達した学生から、Wordでの卒業論文作成にかかります。研究背景や結論が文字で十分に伝わるような表現力を身につけます。大学生の卒業論文として、十分認められるレベルまで原稿をブラッシュアップします。互いの文章をチェック(ダメだし)することで、各人の作文能力をいっそう高めます。併せて、後輩たちの指導をサポートすることから、自分の研究成果に気づきを得ます。年内に全員が卒業論文を完成できるような協力体制で臨みます。このように、卒業論文の作成や3年生の発表サポートなどの相互扶助から仲間意識の醸成をはかります。
 そして、秋学期に実施される卒業研究発表会には、全員がエントリーできるように指導します(10月中にゼミ内予選を実施)。また、ゼミ行事(ゼミコンパやボーリング大会、合宿など)は自主的に企画・運営し、各人の「人間力」を高めてください。結果としてルーブリックのチェック項目がすべて達成できることが望まれます。

*ルーブリック(Rubric):レベルの目安を数段階に分けて記述して、達成度を判断する基準を示すもの。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト『伝わるデザインの基本 増補改訂版 よい資料を作るためのレイアウトのルール』 高橋佑磨, 片山なつ 技術評論社 2016
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

学生に対する希望事項

 卒業論文は先延ばしするのではなく、早めに終われるような計画を立てて、完成できるような自己マネジメントに挑戦してください。意志が弱く、ひとりでできない場合は、サブゼミなどで皆と一緒に勉強してください。ゼミ仲間との絆ができることを希望します。
 高い志を持ってゼミに臨んでください。ゼミの仲間と切磋琢磨することで、自分の人生を変えることができます。自分を良い方向に変えたいという意志があれば、まず行動が変わります。1年間、皆と頑張り続けることで、良い習慣が身につきます。2年間続ければ、それが性格になります。そして、皆から信用・信頼されるようになり、自分の人生を好転させることも可能でしょう。
 最後に、21世紀の生き抜くキーワード「好奇心と情熱」を持っている学生を望みます。