【指導方針概要】
一、二年生で学んだ中国語を更に磨き、中国・日本を中心とする様々な国の文化について知り、就職後に必要とされるプレゼン(口頭発表)能力を高めます。
折に触れ、音声学の基礎を学び、音声記号を習得することで、既習外国語の発音の精度を高めたり、将来、新しい言語を学ぶ時に役立つようにします。
具体的には、次の方法で行ないます。
①中国語で読まれる、国際・中国・日本に関するニュース等の音声を聞いて、漢字で書き取る。→リスニング力を鍛える。
「え?そんなぁ、レベル高すぎる!」と思うかもしれませんが、心配無用!事前に、出て来る全単語の漢字・ピンイン・日本語訳のリストを渡すので、中国語をちょっとでもかじったことがあれば、誰でもできます。過去の先輩たちも全員できているので、安心して下さい。
②日本語に翻訳する。→単語(教科書には出て来ない最新の流行語を含む)の量を増やす。翻訳の技術を磨く。
中国語は、発音は難しいですが、文法は唯一「語順」だけなので、単語の意味さえわかれば、大体はまず訳せます。
③内容に関連して、興味のあることについて調べ、パワポでプレゼンする。→世の中で起きている出来事に関する教養を身に付ける。関連資料を探し、まとめ、人に伝える、というプレゼンの能力を高める。
テーマは発表者の自由なので、どういうテーマを設定すれば聴衆を引き付けられるか、考える機会になります。自分も含めて、みんなが知りたい情報を発信できると、盛り上がります。
希望があれば、音声分析ソフトで声調・母音・子音などを表示し、例えば、中国人と自分の発音の違いを視覚的に比較して矯正に役立てる、などのことも取り入れます。これらは卒論のネタとしても使えます。
卒業論文としては、以上のようなことをきっかけとして、各自が興味を持ったことについてテーマを定め、まとめます。
「演習」なので、学生自身が「演じて習う」ように、極力、教員が普通の授業のように一方的に講義しないようにしています。常に、就活とその後の社会人になってからを見据え、就職試験の面接・集団ディスカッションで役に立ち、社会人になってからも「生きる力」になることを意識しています。
尚、この授業は、対面授業と非対面授業を隔週で実施し、非対面授業をアプリケーションによるTV会議システム(Teams)を使用して実施します。
この授業のコード:verstwd
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト | -テキストは、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【学生に対する希望事項】
必修の中国語科目は、3・4年次はゼロになります。私は3年次以上の選択の中国語科目を担当していないので、3・4年次も私と中国語を学びたいという人は、是非どうぞ。歓迎します。
「語学が好きで、外国語を勉強すること自体が楽しい。」という人は、向いていると思います。