名古屋学院大学シラバス


                シラバス

演習指導概要 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限専門演習(3年)通年名古屋 63蒲生 智哉CT3305
5限専門演習(3年)通年名古屋 63蒲生 智哉CT3305

【授業情報】

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主題

 本演習(ゼミ)は、サービスマネジメントの理論及びサービスデザインのツールを学び、その観点から社会や企業活動を分析し、実際にビジネスプランを考案することを目的とする。サービスマネジメント論は、例えば、リレーションシップマーケティング、サービス品質、経験価値、価値共創、インターナルマーケティング、顧客志向型組織など、多岐にわたるテーマを扱う。そのため、本演習内容を十分に理解し修得するためには、経営学・商学の基礎知識の学修ならびに社会に対する視野の拡大にも努めていただきたい。基本的には、ケーススタディやフィールドワーク(インタビュー調査・参与観察等)による質的研究のアプローチをとる。



指導方針概要

 本演習は、ゼミ生のグループワークを基本とする。サービスマネジメント及びサービスデザインの理論やツールの学修には、指定テキストを用いてテーマごとに各グループが報告し、その内容に関して全体で討論する。担当教員(蒲生)は、ファシリテータとして議論の内容を充実させる役割を担う。このような方針を採る目論見は、知識の修得は勿論のこと、ゼミ生の協働能力の開発も兼ねている。限られた時間のなかでメンバー間でタスクを調整することの難しさを身を以て知り、いかにして効率的かつ効果的にグループワークを進めたら良いのか、試行錯誤をつうじて学んでいただきたい。その過程と結果において、協働と仲間の存在の重要性を理解できると考えている。
 また、県外の他大学(北海学園)との合同ゼミナールを予定しており、統一テーマについて各グループで研究し、報告するものである。その際、隔年で北海道へ旅行したり他大学の学生をもてなしたり、ゼミ内だけではなく他地域の学生との交流も深めている。このような機会は自己成長と大学生活に良い刺激となるのでしっかりと取り組んでいただきたい。
 さらに、理論学修とフィールドワークによって得られた知見を用いて、理論と実践の思考の統合を狙い、キャンパスベンチャーグランプリ(全国区のビジネスプランコンテスト)に参加している。本ゼミは、2018年度の当大会で「特別賞名古屋商工会議所会頭賞」を受賞、2019年度は最終審査に通過しており、学外のコンテストでレベルの高い他大学の学生の報告を聞いたり、実務家の前で報告する貴重な経験となっている。
 最後に、ゼミ内の先輩・後輩の“タテの繋がり”をつくることで社会的関係性の重要性も理解してもらいたいので、4年生になると先輩として3年生の演習に参加し、後輩のアドバイザーを務めていただく。ゼミ旅行や懇親会は、ゼミ生の企画によって自由に行なうこと(蒲生がちゃんとサポートします)。
 以上のように、本演習は、サービスマネジメント研究者を養成し社会に出てからもゼミ活動の経験を活かすべく、サービスマネジメントの学問、社会人基礎力の開発、自律性と自発性の向上を目指す。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト『THIS IS SERVICE DESIGN THINKING.』 M・スティックドーン, J・シュナイダー[編著] BNN 2013年
『北欧学派のマーケティング研究』 村松潤一・大藪亮[編著] 白桃書房 2021年
その他、参考資料やテキストについては適宜紹介する。
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

学生に対する希望事項

 本演習は、グループワークを主体に行なうものであるから、メンバーならびに担当教員に無断で欠席することはゆるされない。当然ながら、グループでの報告準備は演習時間外にメンバー間で調整して行なうこと。