【講義概要】
現代に生きる私たちが、体育・スポーツを気軽にしたり観たりすることができるのは、国や自治体といった政府による様々な支えがあるからです。本講義はこの点に着目し、特に体育・スポーツを普及・発展させるために日本の政府や地方自治体(特に愛知県・名古屋市を例に)が何を行っているのかを中心に解説します。講義は基本的事項の学習が中心となりますが、これと併せて現在の情勢や表面化している諸問題も紹介し、今後のあり方を考究する能力を育成することを目指します。
【学習到達目標】
・体育・スポーツ行政に関する基本的事項を理解し修得する。
・体育・スポーツ行政の今後のあり方を考究する能力を育成する。
【履修上の注意】
講義内容をしっかりとノートに取り、かつ理解することが重要となります。欠席、遅刻、私語、居眠り、内職は慎んでください。
【事前準備学習】
保健体育科教員、各種スポーツ指導者、スポーツボランティア等、スポーツに携わる上で、スポーツ行政の基本的知識や現代における課題等は理解しておく必要があります。新聞等でスポーツ行政に関する情報や社会的・倫理的問題に対し広い関心を持ち、関連する時事ニュースに目を通しておいて欲しいと思います。その関心が、本講義の理解を促進する原動力となります。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | プリントを配布し、授業を行います。 |
参考書 | 『スポーツ政策の現代的課題』 諏訪伸夫、井上洋一、齋藤健司、出雲輝彦(編) 日本評論社 2008 『スポーツ政策論』 菊幸一、齋藤健司、真山達志、横山勝彦ほか 成文堂 2011 『スポーツ基本法』 日本スポーツ法学会 成文堂 2011 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
試験70%、平常点30%
試験は、期末試験の結果から評価する。
平常点は、授業態度と随時提出を求めるレポートから評価する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | ガイダンスー本講義のねらいと概要― | |
2 | 社会の変化とスポーツ (体育・スポーツ行政の歩み) | |
3 | スポーツ行政の概念とねらい | |
4 | スポーツ振興に関わる法令 | |
5 | スポーツ基本法とスポーツ基本計画 | |
6 | わが国のスポーツ組織体制 | |
7 | スポーツ庁設置の背景とその役割 | |
8 | 地方が取り組むべきスポーツ振興施策) | |
9 | 地方のスポーツ組織 | |
10 | 愛知県のスポーツ行政) | |
11 | 競技スポーツ・プロスポーツ政策 | |
12 | 国民体育大会 | |
13 | 生涯スポーツ政策 | |
14 | 健康・体力政策 | |
15 | 全体総括 (半期の講義を振り返って) | |
16 | 定期試験期間 | |