名古屋学院大学シラバス


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シラバス 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
4限(再)商学総論2秋A名古屋 21濵 満久CS1102

【授業情報】

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講義概要

 21世紀に入り、経済活動の国際化、グローバル化、ボーダレス化、はますます進展している。さらに、経済のソフト化・サービス化、高度情報通信ネットワーク化、規制緩和の進展になどにより、企業活動の様々な分野で変化がおきている。特に流通の変化はめざましく、商品や商品の販売方法、流通システムに大きな変化があらわれてきている。
 特に、ヒト(人員)、モノ(商品)、カネ(金融)、情報、技術やノウハウなどは、国境を越えて自由に大規模に移動しており、国家間の垣根はますます低くなっており、全世界を視野に入れて経営活動(ビジネス活動)を行わなくてはならなくなってきている。
 そこでこの商学総論では、上記のような変化、進展に対応するために、企業やその他の組織・機関における商品(有形商品、無形商品、サービス、アイデア、など)についての流通に関連した諸活動に関する基礎的な知識を講義する。 
 講義を受けるに当たっては、テレビ、新聞等で講義テーマに関するニュース、資料の収集を積極的にすること、を望む。
 本講義はディプロマ・ポリシーの【知識・技能】における、商学・経営学・会計学における高度な学術理論およびその実践について学修し、企業や産業が直面する問題の本質を正しく理解すること、修得した知識や技能を活用して、商学・企業経営に関する諸問題に対する解決策を探求する能力を身に付けることを目的としている。



【学習到達目標】

 実態と全貌や状況などを正しく把握し、変化する状況にいかに対応することが必要か、についての基礎的な知識、理論、戦略を学ぶこと。



履修上の注意

遠隔授業:TV会議システム(Teams)とCCSを活用した基本型授業を併用して実施します。

■授業の運営について
授業では学生の発言を求めるため積極的な姿勢が必要となる。また私語・携帯電話などは他者への迷惑となるので厳しく対処していく。

■授業の展開について
本講義では「流通」を中心に扱うが、主に以下の3段階の流れを想定している。
①「流通」の中で我々にとり、もっとも親しみのある様々なタイプの小売業の成り立ちと仕組みを捉える。
②小売業の背後で流通を構成している卸売業に焦点を当てながら、メーカー(生産者)から小売商に至る(主に取引の)関係がどのように変化してきたかを捉える。
③上記①②のような現実が起こる仕組みを理解するための基本的な理論を捉える。



【事前準備学習】

授業は基本的にテキストに沿って行う。そのため該当の章を事前に読んでおくことが望ましい。
その上で、日ごろの経済ニュースや新聞に目を通すなどしながら、ビジネスにおいてどのようなトレンドがあるのかを大まかに知っておくことが大事である。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書『1からの流通論 第2版』 石原武政・竹村正明・細井謙一 編 碩学舎 2018
『商業概論』 名古屋学院大学商学部 編 中央経済社 2019
参考書『商学への招待』 石原武政・怱那憲治 編 有斐閣 2013
『流通原理』 田村正紀 千倉書房 2001
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

試験80% 平常点20%(発言・課題)。



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1商学の基礎:復習
2インターネット技術と流通
3インターネットの発展とe-コマース
4卸売の位置づけと役割
5流通構造の分析
6流通構造の変化
7日本型取引慣行
8メーカー主導型の取引関係
9小売業主導型の取引関係
10商業者の役割:社会性と品揃え形成
11商業者の役割:売買集中の原理と品揃え形成
12商業の外部性
13商業におけるまちづくり
14投機と延期の理論
15製販連携の進展
16定期試験期間