【講義概要】
本科目は、企業経営における事業活動、すなわち市場提供物の生産活動(生産性)ならびに価値創造(共創)について議論する。従来の因習的な「ものづくり」的生産管理だけに焦点を絞らず、むしろ最終的には「サービスビジネス化」の重要性と可能性を主張し、現代の革新的な企業活動と社会の考え方を議論し、受講生には近視眼的発想の脱却を促したい。
【学習到達目標】
講義内の概念や事例の意味を良く理解し、受講者自ら現実の関連する社会問題について論理的に説明できるようになることを目標にして受講して下さい。目標達成には、講義時間外の事前事後学習にも積極的に取り組む必要があります。
【履修上の注意】
本科目はスライド(PPT)を用いた講義形式で展開します。真剣に聴講しノートを取るようにしてください。また、視聴覚教材を用いてケーススタディを行ないリアクションペーパーの提出を求めます。指定教科書の他に、適宜資料を配布したり参考図書を紹介します。中間試験は持込物件を認めず、期末試験は教科書、自筆ノートならびに配布資料のみ持込を許可します(※他者に自筆ノートを貸したりコピーさせないようにしてください)。
また、受講の注意として、場合によっては受講者の座席を指定し受講環境を整えますが、他の受講生の迷惑になる行為(私語、携帯電話・スマートフォンでの遊戯、スライドの撮影等)が目立つ者は退出していただき、それ以降の受講及び単位認定は認めません。
【事前準備学習】
日経新聞やweb、テレビ番組(WBS等)をつうじて、日頃から経済や市場のトレンドに関する情報を得ておいてください。また、自筆ノートを毎回あるいは定期的に整理し内容の復習をしておくことをおすすめします。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『ビジネスをデザインする 経営学入門』 足立辰雄 ミネルヴァ書房 2016 『やさしく学ぶ マネジメントの学説と思想[増補版]』 渡辺峻・角野信夫・伊藤健市 ミネルヴァ書房 2010 『サービス・ロジックによる現代マーケティング理論』 クリスチャン・グルンルース著/蒲生智哉訳 白桃書房 2015 『サービス・ドミナント・ロジックの発想と応用』 ロバート・F・ラッシュ、スティーブン・L・バーゴ著/井上崇通監訳 同文舘出版 2016 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
定期試験(中間40%+期末60%)+受講態度+リアクションペーパーの総合評価
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 講義ガイダンス&生産管理 | |
2 | 生産者としての企業の仕組み | |
3 | トヨタ生産方式 | |
4 | 製品開発 | |
5 | 製品戦略 | |
6 | 製品販売 | |
7 | ケーススタディ:飲料メーカー | |
8 | 中間試験 | |
9 | 社会と消費者志向のアプローチ | |
10 | サービス・ドミナント・ロジック | |
11 | 製造業のサービスビジネス化 | |
12 | イノベーション①社会 | |
13 | イノベーション②組織 | |
14 | 情報技術とイノベーション | |
15 | ケーススタディ:スティーブ・ジョブズ | |
16 | 定期試験期間 | |