名古屋学院大学シラバス


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【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
4限【教養】国際政治学秋A名古屋 21鈴木 是生AO1302

【授業情報】

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講義概要

世界への関心を培っていくための基本概念を理解し、国際社会におけるパワー・ポリティクスのありようを考えるための基礎的視座の獲得を目指す。
 前半では、国際政治学の理論的枠組(主にリアリズムとリベラリズム)を軸に「戦争と平和」について考える。主権国家、安全保障、勢力均衡など基本概念の概説を踏まえ、総力戦とその帰結を中心に「世界戦争の時代」を振り返る。後半では、戦後日本を取り巻く国際政治に焦点をあて、今日の東アジアについて検討する。とくに、安全保障と国境問題を中心に、いくつかの議論を紹介しながら「わたしたちにとっての世界」への関わり方を学ぶ。



【学習到達目標】

国際政治学における基礎概念を理解し、日本と東アジアの歴史的今日的課題を考えるための知識と視点を習得すること。



履修上の注意

時間厳守。
原則、授業はリアルタイムで実施する。



【事前準備学習】

提示されたレジュメ・資料(プリント)を中心に予習・復習をすること。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書-教科書は、登録されていません。-
参考書-参考書は、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

評価方法

・最終回の定期試験=80%(レポート)
・授業で提示する課題=20%(10%×2回)



【講義テーマ】

回数テーマテーマURL
1戦争と平和について
2パワー・ポリティクスとは何か①;リアリズムとリベラリズム
3パワー・ポリティクスとは何か②;世界戦争の時代と総力戦体制
4「正しい戦争」はあるのか①;ナンキン・アウシュヴィッツ・ヒロシマ
5「正しい戦争」はあるのか②;人道に対する罪と戦争の違法化
6「正しい平和」はあるのか①;戦後秩序の構築と二つの分断国家
7「正しい平和」はあるのか②;恐怖の均衡と安全保障ディレンマ
8まとめ;二つの世界大戦から冷戦へ
9日本の戦後処理と東アジア①;冷戦とサンフランシスコ講和
10日本の戦後処理と東アジア②;冷戦と日米安全保障条約
11〈オキナワ〉とは何か;冷戦下オキナワの基地問題と安全保障
12〈北方領土〉とは何か;ヤルタから冷戦そしてマルタへ
13〈竹島問題〉とは何か;戦後の日韓関係と東アジア秩序
14〈尖閣問題〉とは何か;戦後の日中関係と東アジア秩序
15まとめ;日本を取り巻く歴史と境界
16定期試験期間