【講義概要】
現在の世界経済に大きな影響を与えるようになった国際金融が一国経済や世界経済にどのような影響を与えるのか学び、現在の世界経済の構造と、その中で国際金融が果たしている役割について学習します。そのために、国際通貨、外国為替、国際収支といった基本的な用語や概念から学び、国際通貨システム、国際資金移動、世界的な金融危機といったテーマへと広がっていくことを予定しています。
そしてグローバル化が進んだ現在、世界経済に占める国際金融の影響の大きさとを実感するとともに、新しく生じる問題やこれからどのような社会になっていくのか、といった点を理解できるように、折に触れて話題となっているトピックを取り上げていく予定です。
【学習到達目標】
現実の国際通貨や国際金融に関わる諸問題を理解するための前提知識を学ぶ。そのため、国際通貨、外国為替、国際収支、多国籍銀行、国際資本市場、世界的な金融危機等の諸現象について、基本的な仕組みと起こった出来事、用語等を理解できるようになることが目標である。
【履修上の注意】
遠隔授業: CCS を活用した 基本型 授業 教材 提示 ・課題 提出 )で実施します。
詳しい進め方は初回のイントロダクションにて説明します。
事前の予習、復習は教科書をベースに行ってください。
期末試験や中間試験で評価をするため、その回については欠席しないようにしてください。
【事前準備学習】
前回の授業で、次に学習するテーマについて説明する予定です。
関連することを教科書、参考書等を活用して学習してください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『身近に感じる国際金融』 飯島寛之 ほか 有斐閣 2017年 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業中に中間試験と期末試験を行う予定です。中間試験と期末試験の点数で評価します。試験は持ち込み不可の予定です。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | イントロダクション | |
2 | 現代の国際金融を取り巻く様々なトピックス | |
3 | 外国為替の基礎知識 | |
4 | 外国為替相場の理論 | |
5 | 国際収支と外国為替 | |
6 | 国際収支と国際資本移動 | |
7 | 国際金融市場 | |
8 | デリバティブ市場 | |
9 | 為替相場と経済政策 | |
10 | 国際通貨制度の歴史:戦前期まで | |
11 | 国際通貨制度の歴史:戦後の国際通貨体制 | |
12 | 国際資本移動とグローバル・インバランス | |
13 | 金融危機と危機への対応 | |
14 | 新しい国際通貨制度の模索 | |
15 | まとめ | |
16 | 定期試験期間 | |