【講義概要】
本演習では「減災福祉まちづくり」をテーマに学習します。
「まちづくり学(減災福祉)」の対となる演習です。
実際の災害では、被災状況、年齢や性別、病気や障害の有無など様々な要因により、求められる支援、配慮すべき環境は一人ひとり異なります。災害支援では、こうした人々の多様性を理解しなければ、被災者の状況はさらに悪化してしまいます。そのためには、地域に住む一人ひとりの「減災」への意識、主体性を高めることが不可欠です。演習では、様々な視点から「減災福祉まちづくり」への理解を深め、平常時や災害時、または地域活動に主体的に貢献できる人材となるための思考力、行動力を養います。
受講生一人ひとりの積極的な関わりが必要です。みなさんが自分の得意分野を生かし、苦手分野へ挑戦することを期待します。
※COC地域志向科目
【学習到達目標】
災害被害を想定でき、被災者の困りごとの把握とそれを解決する手段を考え、実行に移すことができるとともに、日常的に減災福祉のためのまちづくりプログラムを立案することができる人材を育成することを目標とします。
【履修上の注意】
この授業は、遠隔授業:アプリケーションによるTV会議システム(Teams等)を使用して実施します。
ただし、諸般の事情により、必要に応じて授業実施方法について変更する場合があります。
1.第1回目のガイダンス時に履修者を確定します。よって、第1回目を欠席すると履修登録はできません。
2.グループワーク、プレゼンテーションなど、基本的に演習形式ですすめますので、積極的な参加が必要です。単に出席しているだけでは、成績評価に結びつきませんので、十分注意してください。
3.受講希望者が多数の場合は、「減災福祉まちづくり学」あるいは「まちづくり学(減災福祉)」を履修済みの人を優先、GPAと履修状況を総合的に勘案して受講者を決めます。
【事前準備学習】
・下記の参考文献や日常的にテレビ・新聞・雑誌で本テーマとかかわる記事やニュースを入手しておいてください。そうすると講義の理解も深まります。
・授業内で自己紹介を依頼します。クラスへ貢献できそうなことや得意分野について、話をする準備をしておいてください。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | 『防災ゲームで学ぶリスクコミュニケーション』 矢守克也・吉川肇子・網代剛 ナカニシヤ出版 2005 『災害ソーシャルワーク入門―被災地の実践知から学ぶ』 上野谷加代子監修 中央法規出版 2013 『避難所運営の知恵袋 改訂版』 レスキューストックヤード編著 2019 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業への参画(70%)、期末レポート(30%)を目安に総合的に評価します。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 1: ガイダンス | |
2 | 2: 災害リスクの基礎知識 | |
3 | 3: 減災における共助と熱田区の現状 | |
4 | 4: 減災に向けた行政の取り組み | |
5 | 5: 減災と福祉の啓発コンテンツ | |
6 | 6: 減災とまちづくり活動 | |
7 | 7: 企画検討 | |
8 | 8: グループワーク①全体の設計 | |
9 | 9: グループワーク②分担 | |
10 | 10: グループワーク③制作 | |
11 | 11: 試行 | |
12 | 12: 見直し・修正 | |
13 | 13: 完成発表 | |
14 | 14: 振り返り | |
15 | 15: まとめ | |
16 | 16: 定期試験レポート | |