【講義概要】
*聖書と名画* 聖書は知恵の宝庫であるとともに人類文化にとって豊かなイメージの源泉であり、聖書の名画には神のことばとそれを聴く人間との対話が生き生きと表出している。この講義では『名画で読み解く聖書』(大島力監修)を教科書に用い、そこで解説されている作品を中心にヘブライ語聖書の天地創造から新約聖書イエスの誕生までのエピソードを主題とした、中世から19世紀にかけての西洋・キリスト教の名画をとりあげ、聖書と人間の関わりについて歴史的に考察する。
さらにこの授業では、ユダヤ教、キリスト教、イスラームの聖典としてのヘブライ語聖書の重要性に目を向け、「アブラハムの宗教」「セム語系一神教」をその聖典の観点から比較して学ぶ。
【学習到達目標】
キリスト教の名画を聖書とともに学び、絵のテーマを判別できるようになる。
聖書と図像の知識を使って絵を「読みとく」ことができるようになる。
「セム語系一神教」についての基礎的理解を聖書を通して学ぶ。
【履修上の注意】
コロナウイルス感染拡大抑制のため、非対面(遠隔)授業を実施します。教科書と聖書を家に準備して遠隔授業に備えてください。
大学からの指示によって第6回目の授業以降、通常の対面授業に戻る可能性があります(未確定)。
遠隔授業の形式はCCSを利用したオンデマンド方式です。毎回授業日の午前中に、CCSの教材ボックスにその日のポイントの解説と課題を説明したパワーポイントファイルをアップロードしますので、指示にしたがって課題をこなし、期限までに提出(CCS)すること。
【事前準備学習】
毎回のパワーポイントファイルの視聴、ノートをとり、聖書と教科書をしっかりと読み込んで課題をこなし、期限までに提出すること。また、中間・期末テストの際に資料を参照しやすいように、毎回の内容についてのノートを整理しておくこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 『名画で読み解く聖書』 大島力 世界文化社 2013 『聖書(新共同訳)』 日本聖書協会 聖書については、新共同訳を使用する。 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
毎回の課題 50%、中間テスト 20%、期末テスト 20%、期末レポート 10%
なお、途中で対面授業に戻った場合でも評価方法は同じです。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | 遠隔授業準備のパワーポイント配信 | |
2 | 天地と人間の創造 | |
3 | アダムとイブの物語 | |
4 | ノアの物語 | |
5 | バベルの塔 | |
6 | アブラハムとその子孫たち | |
7 | モーセの物語 | |
8 | ここまでのまとめと中間テスト | |
9 | ダビデとソロモンの物語 | |
10 | 契約の箱のゆくえ | |
11 | 旧約聖書の女性たち | |
12 | ダビデの系譜と受胎告知 | |
13 | イエスの誕生と聖家族 | |
14 | ここまでのまとめと期末テスト | |
15 | 期末レポート提出期限 | |
16 | (定期試験期間) | |